長持ちさせる木のまな板の消毒とお手入れ方法

木のまな板 消毒_洗っているようす

ちょっと格式高そうなお店に行くと、大抵使われている木のまな板。料理や調理をよくする人じゃなくとも、ちょっとした憧れのようなものをなんとなく感じさせます。

今回はそんな木のまな板の消毒とお手入れの方法を紹介します。長持ちさせるための工夫からやってはいけない注意点までを消毒方法と一緒にお届けするためぜひご覧ください。

【目次】
木のまな板の特徴と種類
 木のまな板の特徴
 木の種類別
  檜(ヒノキ)
  檜葉(ヒバ)
  銀杏(イチョウ)
  桐(キリ)
  朴(ホオ)
木のまな板の注意点とポイント
 急激な温度変化や乾燥
 黒ずみに漂白剤はNG
 傷や反り
 長持ちさせる使う前の一工夫
木のまな板の消毒方法
 用意するもの
 1.食器用洗剤とタワシで洗う
 2.表裏を熱湯とアルコールで消毒
 3.風通しの良い日陰で乾燥
木のまな板の消毒・お手入れで快適な料理生活を。

 

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木のまな板の特徴と種類

まずは木のまな板の特徴やどんな種類があるのか?といったことを紹介します。

木のまな板の特徴

木のまな板はプラスチック製のまな板と比較すると食材が滑りにくく、包丁の刃へが傷つきにくかったり、負担が軽いといったものがあります。
逆にまな板自体が柔らかいため傷つきやすかったり、汚れやすかったりするため、丁寧なメンテナンスや定期的なお手入れが必要なまな板とも言えます。

木の種類別

では一体、どんな種類の木のまな板があるのでしょうか?ものによって性質が違ってくるためぜひご覧ください。

檜(ヒノキ)

耐久性が高く、水にも強いのが特徴で弾力性も高くなっています。刃当たりが柔らかく、水切れに優れていることから多く利用されています。
また防虫効果や抗菌作用にも優れていて雑菌が繫殖しにくいため木製まな板が初めての型でも簡単に扱うことが出来ます。ヒノキ特有の香りがあるためニオイが苦手な方は注意です。

檜葉(ヒバ)

耐久性や水への強さに大変優れた性質を持つ木材です。抗菌性をもつヒノキオールを多く含むため、まな板としても高い抗菌効果があります。
硬さも刃当たりがよくまな板としてとても優秀ですが、希少なため高価でもあります。
ヒノキ同様に特有の香りがあるためニオイに敏感な方は注意してください。

銀杏(イチョウ)

適度に油分を含むため水はけが良いのが特徴です。柔らかく復元力が高いため、まな板材の中で最も刃当たりが良いとされており、表面に傷がつきにくく、反りやゆがみも少ないです。
またフラボノイドが含まれているため、まな板に食材の臭いが移りにくい特徴もあります。
ただし、ヒノキやヒバに比べると抗菌作用が弱いため、しっかりと洗い、乾燥させないとカビが発生してしまうため要注意です。

桐(キリ)

刃当たりが非常に軽く、乾きが早いのが特徴です。しかし材が柔らかく、表面に傷がつきやすくなっており、また軽さゆえに安定性に欠けるという点もあります。

朴(ホオ)

比較的安価で手に入れやすい木材で、弾力性と柔軟性にとみ刃当たりが良いのが特徴です。
しかし耐久性や抗菌性は他のまな板材と比べると欠ける点があります。

木のまな板の注意点とポイント

木のまな板 消毒_消毒やお手入れの注意点

こちらでは実際に木のまな板を消毒やお手入れしていくうえで気を付けたい注意点や知っておきたいポイントを紹介するので、ぜひ目を通してください。

急激な温度変化や乾燥

基本的に木のまな板は急激な温度変化や乾燥といったものに弱く、それによって反ったり、ひび割れてしまうことがあります。そのため食器乾燥機や直射日光といったもので乾燥させることはやめましょう。

黒ずみに漂白剤はNG

自然素材である木のまな板に対してハイターなどの塩素系漂白剤を使用してしまうと、変色してしまったり、臭いが強く残ってしまうことがあります。そのため黒ずみが出来たとしても漂白剤の使用はNGです。
もしも黒ずみに困っている場合にはレモンでこすってみてください。完全に落とすことはできませんが、少し薄くすることができます。

傷や反り

使っていく中で傷がついたり、反ってガタついてしまうのも木のまな板の特徴です。その際には削り直しをお店などでしてもらうのをオススメします。とはいえプロでない方が削り直しをした方がいいのかどうか?を判断するのは難しいため、事前に電話などでお店に確認してみるのがいいかもしれません。
また厚いまな板であれば反りにくいため、長く使いたい方は厚みのあるまな板の方がおすすめです。

長持ちさせる使う前の一工夫

使う前に流水で直接水に濡らしたり、水を含ませた布巾で拭いたり、掛けておいたりすることで、まな板に臭いやシミが染みつきにくくなります。両面をしっかりと濡らして、使用中もこまめに水分を補給させることを心がけましょう。

長持ちさせる使う前の一工夫

使う前に流水で直接水に濡らしたり、水を含ませた布巾で拭いたり、掛けておいたりすることで、まな板に臭いやシミが染みつきにくくなります。両面をしっかりと濡らして、使用中もこまめに水分を補給させることを心がけましょう。

 

木のまな板の消毒方法

こちらでは実際に木のまな板の消毒方法を紹介しますので、ぜひあなたの家庭でも実践してみてください。

用意するもの

用意するものは洗うための食器用洗剤と水分を拭き上げる布巾、最後の仕上げにアルコールスプレーで、特徴としては木のまな板を洗うさいにはタワシがおすすめです。

1.食器用洗剤とタワシで洗う

木のまな板 消毒_タワシと洗剤で洗う
木のまな板 消毒_流水ですすぐ

まずは食器用洗剤で綺麗に洗い流します。このさいに熱湯だとタンパク質が固まるため流水で行いましょう。また汚れを落とすためにタワシを使って木目に沿うように洗うと汚れが綺麗に落ちます。

2.表裏を熱湯とアルコールで消毒

木のまな板 消毒_網において
木のまな板 消毒_熱湯をかける

木製まな板に漂白剤は使えないため、熱湯で除菌・消毒していきます。シンクに直接おくと雑菌がついてしまうためザルなどを土台にして表裏両方に熱湯をかけていきましょう。
熱湯で消毒除菌したら余分な水分を拭きとり、アルコール除菌スプレーをかけます。

3.風通しの良い日陰で乾燥

木のまな板 消毒_日陰で乾燥させる

その後、風通しの良い日陰で木目を立てて乾燥させましょう。直射日光や食洗器での乾はNGです。また使う前に表裏軽く濡らしてから使うことを忘れずに。

木のまな板の消毒・お手入れで快適な料理生活を。

やっぱりプラスチック製のまな板と比べると木のまな板ってお手入れが大変そうです。
ちょっと手間はかかるかもしれませんが、生活を少し楽しくする魔法が掛かっている木のまな板の消毒方法やお手入れをやってみることで、より快適な料理生活をおくりましょう。

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