母からの誕生日プレゼントは色鉛筆。大人になって出合う色の感動
絵を描いたり色を塗ったりするときに、比較的手軽で使いやすい色鉛筆。
少し前に大人向けの塗り絵が話題になり、本と一緒に色鉛筆やクーピーを、大人になってあらためて手に取った方もいるのではないでしょうか。
私は昔から色鉛筆が好きで、今でもふとした気分で新しい色を買い足すことがあります。その色が1本加わるだけで、表現できるものが広がるような気がするからです。
もちろん定番の色も捨てがたい。ときに”なじみ深くてよく使う定番の色と書き心地”を求めている日には、小学校入学の時にそろえた色鉛筆を、ベコベコになったケースから取り出します。
とはいえ、大人になっても初めて出合う色はやはり刺激的。見える色の世界が、またそのイメージが少し広がるように思います。
先日、誕生日プレゼントにもらった色鉛筆が、その感覚を体験させてくれました。
母からの誕生日プレゼントは、特別な色鉛筆セット
私の母は昔、イラストを描くのが得意だったからか、私が小さい頃に絵の話をよくしてくれました。
そのお話の中の一つ、
「もうずっと前に通販で100色の色鉛筆を買ったのだけど、大切にしまっておいたら場所がわからなくなってしまったんだ」
と、私が幼いころに話してくれたことをすっと覚えていていました。
母の話を聞くことで100色色鉛筆はおのずと私の憧れになり、自分でも欲しいと思うようになっていきました。大人になったら欲しいなあ、と。
そしてついに昨年、離れて暮らす母から誕生日プレゼントとして、まさか、あの色鉛筆が贈られてきました。
感動と驚きの、色の贈り物
母がプレゼントしてくれた色鉛筆は、100色どころか125色。とある色彩学者がプロデュースした、特別な色鉛筆のセットでした
ケースの中にずらりと並ぶ色鉛筆、何かの言葉が書かれたカード。色鉛筆セットではあるけれど、色の図鑑のようにも感じられます。
カードをよく見てみると、色鉛筆の1本1本、つまり1色1色に、その色にまつわるセンテンスが添えられています。モノ単体の名前ではなく、物語の1文から拾い上げたような、情景のイメージを言葉とも感じられるもの。こんな色、知らなかった!
隣り合う色とは微妙な差、だけどじっくり見ていくと違う色だということがわかる。こんなにたくさんの色があって、1つ1つに名前がついている。大人が色鉛筆に感動こともあるんだなあと、この年になって自分自身にも驚きでした。
大人が楽しむ色鉛筆の魅力とは
母からもらった色鉛筆は、新しい色に出会う感動を、これまでと違った形で教えてくれました。誕生日という区切りに、新しさを贈るというのもいいなと思います。
前述した大人向けの塗り絵は、大人が色鉛筆を楽しむ1つの方法でもあると思います。
加えて、こうした大人の塗り絵ブームと一緒に、色鉛筆自体の良さも大切にしたいです。
大人も子供も馴染みやすい画材で、さらに長く使える、使い込むこともできるもの。色鉛筆を贈るということは、色に対する新しい価値感と楽しみ方をプレゼントすることにもなるのではないでしょうか。
誰かに誕生日プレゼントを選ぶときは、こうした選び方もいいかもしれません。
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