本の見せる収納｜お店のようなインテリアを目指して

編集スタッフ　かしわ

“まるで宝の山に囲まれているよう”
そんな体験をさせてくれる本屋さん。美しい収納や素敵なディスプレイに、心が躍ります。
あれもこれもと手に取るうちに、気づけばお家の本は増えていき、本棚に収めていくので精一杯。
「あの店のようにおしゃれに置きたい」と、一度は思ったことがあるのではないでしょうか？

そこで、本棚に収める際にお店のように素敵に見せるひと工夫と、新たに本棚を買い足すことなく実践できるおしゃれな本の見せる収納を考えてみました。

◆本の見せる収納｜「余白」で本棚にひと工夫

本を並べる際に、おしゃれに見せるポイントとして大事なのは「余白」です。
ただ本を収納するのではなく、ランダムに置くと余白が生まれ、お宝が隠れているような印象がつくれますよ。
本屋さんでも様々な並べ方を組み合わせているように、統一感は持たせつつ動きのある収納だと、自然と馴染むような気がします。

本の並べ方は大きく3種類に分けられます。

・背ざし・・・背表紙を見せる
・面出し・・・表紙を見せる
・平積み・・・表紙を上にして重ねる

（左）平積み（右）背ざし

装幀がお気に入りの本や、おしゃれな雑誌は表紙を見せて面出しで。

これらの並べ方を組み合わせ、本の見せる収納を作っていきましょう。

インテリアとして見せる収納をしようとすると、気になるのが「ゴチャゴチャして見えないか」。部屋の中で余白が少ないと散らかった印象に見えてしまうことも。
並べる際に、本の色のまとまりを意識すると、ごちゃごちゃ感のない見せる収納に。

文庫本など色のバラつきが気になる場合はカバーを外して背ざしでならべるのも色味が揃って落ち着いた印象に。

オリジナルのカバーを作って、好みの見せるインテリアにするのも素敵ですね。

高さもそろっていると雑多な印象を抑えることができます。
バラバラな高さの本を背ざしで並べる場合はアーチ状に整えるときれいですよ。

ランダムに並べて生まれた余白にはお気に入りの雑貨を置いてみてください。
一気にインテリアとして「見せる」スペースになり、気分がとても上がります。

続いて、「本を置くスペースは足りないけれど、本棚を増やしたくない。」そんな方のために新しい置き場所をご提案します。

飾り棚に使うウォールシェルフに本を収納すれば、見せるインテリアに。
少ない量の本を飾るように置きたい場合におすすめです。雑貨やアートとの組み合わせも楽しいですね。無印・100均にも取り扱いがあるので、のぞいてみてくださいね。
玄関や廊下、トイレなど様々な場所に本の見せるスペースが作れますよ。

見た目もナチュラルで素敵な上、ぱっと手に取りたい雑誌や、こどもの絵本など入れておくと便利です。持ち運べるものいいですね。
ワイヤータイプのものもスタイリッシュでおしゃれな見せる収納にぴったり。

使い道を選ばないりんご箱は、本の見せる収納にも適しています。シンプルだけど味がある、本や雑貨を好きなように並べると、本当に宝箱のようです。

自分好みのインテリアを揃えていくのは、道のりが長く大変だけど、あなたの選んだ本だったら、あなただけの個性を出せるのではないでしょうか。
本のしまい方を少し工夫して、見せる収納で本のある暮らしを、おしゃれなものにしてみませんか。

好きなものがすぐ手に取れる幸せ。
そんな本に囲まれた暮らしをぜひ楽しんでください。

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