もう悩まない。正しいカーテンの測り方で暮らしを豊かに
まだまだ寒い日が続きますが、梅の開花宣言のニュースが流れてきて、季節は少しずつ春に向かっているのだなぁと感じます。春になると、進学や就職などで新しい環境で暮らし始める人も多いと思います。住む土地や部屋を決め、インテリアを揃えて…と、新しい暮らしに思いを馳せてわくわくとする反面、やるべきことが多く、バタバタと慌ただしく時間が過ぎていってしまいますよね。
中でもよく耳にするのは、カーテンの測り方がわからない…自分の部屋の窓にぴったりのサイズってどれだろう…という声のような気もします。実際に、先日引っ越しを済ませたものかき部のメンバーも、カーテンに頭を悩ませている一人でした。その時に彼女に教えた、私が以前お仕事で学んだカーテンの測り方のポイントを、今回はご紹介しようと思います。
実はそんなに難しくない!?カーテンの測り方
▼カーテン採寸時に必要なもの
・メジャー
・不動産からいただいたお部屋の図面とペン
ノートでもスマホでも、採寸した結果を書き込めればOKです。
窓が複数ある場合、どの場所の窓かわからなくならないように、図面だとより安心です。
・踏み台
天井が高い場合や、自身が背の低い場合は必須です。
・スリッパ
入居前に測りに行く場合には必要ですね。
不動産屋で用意してくれる場合もありますが、用意しておくとより安心です。
▼カーテンの正しい測り方
手順その1:必要な丈の測り方
まずはカーテンの丈を測りましょう。よく間違えてしまうのは、測り始めの場所です。カーテンレールにメジャーの端を引っ掛けて測る方が多いのですが、実はこれでは正しい丈の長さはわからないのです。
正しくは、カーテンを引っ掛けるカーテンランナーの下から測るというのが正解なのです。
床まである掃出し窓の場合は、床まで測った数値から1cmマイナスした数値がぴったりサイズ。このときに1cmマイナスするのは、カーテンの開閉時にカーテンが床に擦れて埃がついてしまうことを防ぐためです。
壁の真ん中くらいまでしかない腰高の窓は、窓枠から15~20cmプラスした数値がぴったりサイズです。窓枠ぴったりだと、室内の明かりが外に漏れてしまったり、冷暖房の効率が悪くなってしまったりするので、窓枠よりも長めの方が快適な暮らしができます。あまり長すぎると、だらしない印象になってしまうので注意してくださいね。
レースカーテンは、今出したドレープカーテン(表の厚いカーテン)の数値よりもマイナス2cmした数値がぴったりサイズです。カーテンを閉めたときに、ドレープカーテンからレースカーテンがはみ出ないように、レースカーテンの方が短くなるようにしてあげるのです。
手順その2:必要な幅の測り方
次に、カーテンの幅を測りましょう。
こちらも正しい測り方は、カーテンレールの端にある、固定されたカーテンランナーから、反対側の固定されたカーテンランナーまで、です。
カーテンレールや窓枠自体を測ってしまうと幅が大きすぎたり小さかったりしてしまうので気を付けてくださいね。
実寸を測ったら、今度は窓にぴったりサイズの幅になるように計算をします。計算式は以下の通りです。
片開きの場合(1枚のカーテンを左右どちらかから開閉する場合)
実寸サイズ × 1.05 = ぴったりの幅サイズ
両開きの場合(真中から2枚のカーテンを動かして開閉する場合)
実寸サイズ × 1.05 ÷ 2 = ぴったりの幅サイズ
※こちらは1枚分のぴったりな幅になるので、購入時は2枚買う必要があります。
実際に買いに行こう!
オーダーする場合は、正しい測り方で出た寸法でオーダーすればOKです。
既製品から選ぶ場合は、決まった丈と幅の中からぴったりサイズに近いものを選んでいきます。
丈は、カーテンについているプラスチックのアジャスターフックで5cmほど調整することができるので、その範囲内で長いものを買えば問題ありません。
例)ぴったりの丈196cm → 既製品の200cmで大丈夫!
※カーテンボックスがついている場合はほとんど調整ができないので、ぴったりサイズで選ぶと失敗がありません。
幅は、カーテンはひだがついているものなので、多少大きめの幅の物を買ってもひだが多くなり、少し高級感が増す感じになりますので問題ありません。
逆に、少しだから…と小さい幅の物を買うと、閉めたときにすき間ができてしまう可能性があるので注意してくださいね。
実はカーテンを測るためだけのメジャーなんてものもあるのです。
カーテンレールにひっかける金具がついたメジャーなので、引っ掛けて伸ばすだけで簡単に正しく採寸することができる、便利アイテムです。
カーテンを多く取り扱っている家具屋さんに置いてあったり、サンプルを請求するともらえるサイトがあったりしますので、見かけた際にはぜひ使ってみてくださいね。
新しい暮らしや理想のインテリアに思いを馳せる時間を増やせたら
カーテンはお部屋のインテリアや雰囲気を左右するものだと思います。お部屋の雰囲気って、自分がどう暮らしたいかでだいぶ違ってくるのではないかなと思うのです。その、どう暮らしたいかや、どんなインテリアにしたいか、こちらに時間をかけて考えられるように、カーテンの測り方に対して悩む時間が減ればいいな、と思っています。
インテリアをまるっと変えるのは難しくても、カーテンを新しくするだけでも雰囲気がだいぶ変わるので、毎日の暮らしがちょっと物足りなくなったら、思い切ってカーテンを新しく変えてみるのも気持ちが入れ替わっていいかもしれませんね。
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