毛玉取りブラシで毛玉は取れる?100均や無印などブラシ比較
毛玉取り、ブラシでできるのか、どんなブラシなら大切な衣類を傷めずに済むか、選ぶのに迷いますよね。
100均のブラシでいいのか、毛にこだわった立派なブラシがいいのか、人気の無印ブラシは?気になるブラシを実際に比較してみました。ブラシそれぞれの特徴や良さを知って、ご自分の衣類に合うブラシ選びのヒントにしてみてください。
<目次>
■毛玉はなぜできる?
■ブラシの種類。素材と特徴
■比べてみました、100均の毛玉取りブラシ
□セリアの毛玉取りブラシ
□ダイソーの毛玉取りブラシ
■人気の毛玉取りブラシ比べ
□無印 洋服ブラシ
□クリーニング屋さんの毛玉取りブラシ
■毛玉を取る方法はさまざま
□ブラシの利点は?
□毛玉取り器と比較すると
■ブラシを使う生活で日々を整える
■毛玉はなぜできる?
毛玉のできる最大の原因は「摩擦」と言われています。脇など生地同士がこすれてしまう部分、手首など何かに当たってこすれやすい部分にできやすいのはそのせいでしょう。私は、毎日リュックを背負っているので、腰の部分にも毛玉ができることに最近気づきました。
素材によっても毛玉のできやすさが違い、綿やシルク・麻などの天然繊維は毛玉ができにくく、ウールやアクリル・ポリエステルなど合成繊維も毛玉ができやすいそうです。
そのまま捨ててしまうより毛玉取りをして、寿命をできるだけ長くしたいものです。
今回は、機械を使わずにブラシでどれくらい毛玉が取れるのか、100均の毛玉取りブラシや無印の洋服ブラシなど、いくつか試してみました。
■ブラシの種類。素材と特徴
洋服ブラシは、獣毛を使ったものが多くみられます。硬さが違い、硬いのは猪毛だそうです。猪毛はかなりの弾力があり、猪の仲間とも言える豚の毛が柔らかく感じました。
猪→豚→馬→山羊…と柔らかくなっていくそうです。馬毛のブラシは、お手入れには使えますが毛玉取りとして使うのは難しそうです。ちなみに、カシミヤや絹などデリケートな素材のお手入れには、一番柔らかい山羊毛が向いているとのこと。
比較的安価なものは、豚毛が使われていることが多いようで、ご紹介する100均のブラシも、豚毛です。
■比べてみました、100均の毛玉取りブラシ
100均にも、毛玉取りブラシの取り扱いがあります。今回は、形の違う100均セリア・ダイソーの毛玉取りブラシを比べてみました。
□セリアの毛玉取りブラシ
100均、セリアの毛玉取りブラシは、手のひらサイズ。
「特殊な毛先でからめとる!」とありますが、確かに毛先の色が違います。絵を見ると毛先だけ少し広がっていて、からめとる構造になっているようですが、うまく取ることができませんでした。毛玉が移動していったような状態です。
□ダイソーの毛玉取りブラシ
100均、ダイソーの毛玉取りブラシは大きめで持ち手がついています。
毛玉を取ろうと衣類をなでていくと、毛玉取りブラシの毛が少し抜けていきます。硬いので、衣類が傷まないか、少し心配になりました。力を入れず毛玉だけを取るように、と書いてありますが手加減がわから、毛玉が移動していき、画面上は減ったようにも見えますが、取れるという感覚はありませんでした。かなり熟練の技がいりそうです。100均で簡単に解決、は難しそうです。
■人気の毛玉取りブラシ比べ
では、100均のブラシではなく人気の毛玉取りブラシなら、どうでしょうか?
□無印 洋服ブラシ
無印の洋服ブラシは、毛玉取りブラシとしても使う方がいるようで、試してみました。
細かい繊維は取れているようですが、粒つぶした毛玉はなかなか取れません。商品名自体は「洋服ブラシ」なので、毛玉になる前に使うのが一番活躍できる使い方なのでしょうね。毛玉はなかなか取れませんが、ブラシの面が広いのでお手入れ自体の時間は早くすみそうです。税込690円と、100均と遠くないお手頃価格なのも試しやすいですね。
□クリーニング屋さんの毛玉取りブラシ
クリーニング屋さんの毛玉取りブラシは、ブラシクリーナー付き。
ニットの毛玉をなでていくと、意外とあっさり取れていきました!平らなところに置くよりも、手のひらにニットを乗せてブラッシングしていく方がうまく毛玉が取れました。100均の毛玉取りブラシとは取れ具合がかなり違います。ゴミがついてしまいますが、クリーナーで取ることができるので便利です。
※ジャージもチャレンジしてみましたが、こちらはつるっとした表面だからなのか、毛玉が取れませんでした。
■毛玉を取る方法はさまざま
ブラシで毛玉を取るのは、コツと慣れが必要そうですね。ちなみに、電動の毛玉取り器を使う、1つ1つハサミでカットする、クリーニング店などプロにお任せする、という方法もあります。自宅で必要な時に手軽にできる方法としては、ブラシか電動毛玉取り器ですね。
□ブラシの利点は?
毛玉取り器のようにカッター(刃)がついているわけではなく、ブラシで繊維を整えながらからめとっていくため、穴を空けたりなどに失敗をしにくい、という利点があります。
柔らかめのブラシも揃えておけば、繊維が擦れて絡まる前に使って、毛玉を未然に防ぐこともできます。毛玉になったものを取り除くのは、生地が薄くなっていることにもなるので、できたら毛玉になって取る量を防ぎたい、そのためのブラシともいえますね。
豚毛でも柔らかめの「無印の洋服ブラシ」、硬めの「クリーニング屋さんの毛玉取りブラシ」と2タイプ用意しておけば、ケアも毛玉取りもどちらもできて良さそうです。
□毛玉取り器と比較すると
100均、ダイソーの電動の毛玉取り器、メーカー品:テスコムの毛玉トレタ、定価1,980円を使ってみました。
メーカー品は100均と比べると高く感じますが、スピードが約3倍、細かい毛玉まで取れるなど、楽に毛玉を取ることができます。取りすぎてしまう、という懸念はあるかもしれませんが、見た目はとてもきれいになります。ブラシが面倒という場合、ジャージや普段着など生地の毛並みなどが気にならない衣類には、電動毛玉取り器を選ぶのも良さそうです。まずは100均で試してみてはいかがでしょうか。
■ブラシを使う生活で日々を整える
大切なニットやセーターは、ブラシを使い分けて丁寧に扱うと、愛着がもっと湧きそうだなと感じました。長く大切に着たいと思うと、ハンガーにかける前に自然とブラシで整える、とお手入れがルーティーンになっていくものなのかもしれません。ブラシでお手入れすることで毛玉を取る必要そのものが減ったら、その時こそブラシを使っていてよかったと思う時なのかもしれませんね。もちろん、電動毛玉取り器でさっと毛玉を取る楽なやり方も、忙しい生活の中では便利な方法です。自分に合うお手入れ方法を見つけていきたいですね。
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