【おすすめ雑貨】ヒバチップのあるインテリア・青森ヒバの飾り方
懐かしい木の香りをインテリアに。【青森ヒバチップ】
「すごく懐かしい香り・・・」アンティークショップ casica さんを探検中、たくさんのアンティークアイテムに心を躍らせる中、吸い寄せられるように見つけたのは、青森ヒバコーナー。
青森ヒバは東北地方に生育するヒノキの一種で、澄んだ香りが特徴の木材。
その製材過程で出た丸太やまな板、お箸を展示しているその一角で、一段と香りを振りまいていたのは「ヒバチップ」。ドラム缶に溢れんばかりに詰め込まれた木片からは何とも心地よく鼻奥に抜ける香りが立ち上り、思わず袋詰めを購入してしまいました。
貴重な木材を使用した雑貨、ヒバチップとは
「・・・スギやヒノキが50年ほど経って成木になっても、海外の安い木材が入ってきたために、木は切られていません。適切な伐採もされず、多くの山はほったらかしになっています。」そう書籍で語るのは、この時の展示販売をされていたのカルサデックジャポン・Cul de sac – JAPONの村口実姉子さん。そんな環境にあってなお歯止めがかからないのが青森ヒバの減少。青森ヒバが木材として使えるようになるまで、100年以上。その間、ずっと人の手を入れ続ける必要があるのも、減少を続ける理由の一つのようです。「その貴重な青森ヒバをひとかけらもムダにしたくない。そんな気持ちから生まれたのが、カルサデックのプロダクツ」という文言に青森ヒバを守りたいという思いがにじみます。
石田ゆり子さんもおすすめの青森ヒバ
ヒバチップは、そんな大変貴重な青森ヒバを有効活用するための商品。「丸太を製材すると、どうしても曲がった木や端材、規格外の材が出てくる。製剤の際に出るそうした赤身部分の端材を使ってチップにする。」といいます。赤身とは木材の中心に近い、香りや樹脂成分の多いところ。端材といえども外側の白太しらたと比べてヒノキチオールが豊富に含まれている部分です。
石田ゆり子さんが「青森ヒバの香りを深く吸い込んだら なんだか、それだけでスゥーっと幸せになる。」と書いていましたが、それも肯けます。全身に浴びたい香りです。
ヒバの香りはDNAに刻まれた記憶を呼び起こすかもしれない
あっちに置いて、こっちに吊るして・・・。どんな飾り方をしよう。
そんな風に部屋をヒバの香りで満たしているとき、記憶をたどってぼんやりと浮かんだのは、おじいちゃんの家のこと。大きくはなかったけれど、居心地の良い無垢木のお家だったのを覚えています。
そう言えばおじいちゃんは、床や柱の手入れを欠かさず、朝晩磨いていたな。あの家も、あの柱も、みんなの思いを受け継いできたものかもしれない。いままで考えたこともなかったけど、ふとそんな風に思いました。
たまにはあの木の家に、かえってみよう。その時には、家族のこと、家のこと、きいてみよう。新木場CASICAから、青森の森林から持って帰ってきたヒバを香って、そんなことを思ったのでした。
〈ヒバチップの使い方・飾り方のご紹介〉
おすすめ雑貨・日用品に関連する記事
粘着テープ・跡のはがし方。日用品でガラスや物を綺麗にする方法
粘着テープ・跡のはがし方。日用品でガラスや物を綺麗にする方法
そんな強力な両面テープ・跡をドライヤーやお酢などの日用品を使って、簡単に綺麗にできるはがし方をご紹介します。