メイクブラシのお手入れ、きっかけはおしゃれな洗剤でした
今ではすっかり私の中では当たり前の習慣になっているメイクブラシやメイク用のスポンジを洗うこと。
先日もそろそろスポンジの表面が全面近く色がついてしまったので洗おうとしたときに、そういえばいつからお手入れするようになったっけなと、ふと思いました。
思い返すと、昔は新しいパウダーやチークを買うまでそのままずっと付属のブラシを使っていたことを思い出します。
ちょっと背伸びをしていいメイクブラシを買った後も、それを洗った記憶はありませんでした。
心を動かしたのは、教えてもらったおしゃれな洗剤
きっかけは数年前に下着屋さんで紹介してもらったデリケート衣類用のちょっといい洗剤でした。環境や人肌に優しい成分で作られていてとてもかわいいおしゃれなデザインの洗剤。
店員のお姉さんの話によると、下着に使われている素材や構造はとても繊細だから、専用の洗剤で手洗いするときれいなまま長持ちします、とのことでした。また、衣類以外にも犬の体を洗えたり、メイクブラシも洗えたり、すすぎもそんなに必要ないから旅行にもぴったりなど、用途はひとつではないらしい。
香りも4種類あるんですよと紹介され試してみると、そのうちのひとつ、ジャスミンの香りがとってもやわらかく優しい香りでした。
話を聞くにつれて、手洗いなんてめんどくさそうという気持ちから使ったことがないものを試してみたいという気持ちに変化し、優しい香りにつられて購入してみることに。
説明を聞きながら、メイクブラシを洗ったことがないことにも気が付きます。この時初めて、メイクブラシにもお手入れが必要なことを知りました。
メイクブラシで肌に触れるものを見つめ直す
そういえば、肌をきれいに保ちたいと思ってスキンケアをするし、きれいになろうと思ってメイクはするのに、その道具については使いやすさしか考えていなかったな…。
肌に触れる面積の大きい洋服は素材を気にして買うし、汚れたら洗濯するのに、こんなにも肌に触れる回数の多いメイクブラシやスポンジは洗おうと思わなかったことの方が不思議に思いました。
メイクすること=きれいになることのような図式があるから、なんとなく使っている道具も「汚れ」というイメージからは離れてしまっていたのでしょうか。
初めて洗ったメイクブラシは思っていたよりも汚れていて、ブラシをつけていた水があっという間に普段使っているチークと同じ色に染まりました。
お手入れの方法は思っていたよりもとっても簡単です。
スポンジは水にぬらして直接洗剤を付け、くしゅくしゅと優しくもむだけ。泡が出なくなるまですすいだらおしまいです。
メイクブラシは10分ほど洗剤を溶かした水につけおきした後、ブラシを軽く振るだけ。水を入れ替えて2~3回すすげばこちらもおしまいです。
洗剤の量は少なくて済むのに、お手入れしている間中ずっと優しいジャスミンの香りが広がるので、めんどくさそうと思っていた手間の時間が、癒されるような、やさしい気持ちになれる時間へと変わりました。
あとは乾くのを待つだけです。注意点はブラシは立てて乾かさないことだけです。
ちょっとした手間で、いつもと同じがちょっと楽しく
洗ってピカピカになったメイクブラシは乾くと前よりもふんわりと優しいタッチになったような気がします。使い心地もふわっと軽くパウダーが乗ってくれるような、そんな感覚になりました。
今まで使っていたおんなじメイクブラシのはずなのに、なんだか新しいメイク品を初めて使う日のような、そんなわくわくとした気持ち。ほんのり残っているジャスミンの香りが気分を底上げしてくれるようでした。
部屋やデスクの上がきれいな状態だと心地いいのとおんなじで、普段使っているもの、まして肌に触れるものがきれいになるとこんなにも心地のいいものなのだなぁと改めて実感します。
私の新しい習慣を作ったおしゃれな洗剤は、めんどくさいと思っていたことを、ちょっと楽しみな時間に変えてくれた、そんな洗剤でした。
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