雑貨と米びつを使った収納のすすめ。日本人の心「お米」-前編
ぐつぐつと音を鳴らしながら、お米の食欲をそそる匂いと白濁としたお湯が土鍋から蒸気と共に吹きこぼれる。「わっ、やべっ」どうにか吹きこぼれないよう、火を調節しながら、ちょっと失敗したなぁと思いつつ。
15~20分ほど蒸らしてお米を土鍋から箸で直接取って、少し食べてみると「うん、美味いな」いつ食べてもお米は美味しいものだと日本人である私が心の奥底で大きく頷く。
私の家には炊飯器を置いていないため、家で料理をするさいには毎回お米を土鍋で炊いています。
ちょっと手間で面倒くさい部分もありますが、雰囲気を楽しめるのと、心情的に美味しく感じます。そして何よりも私が、お米が大好きでこよなく愛しているため、そうしているのでしょう。
しかし、とある日。お米に関する記事を発見しました。そこには何と、米びつを利用して、お米の保存方法や収納場所を工夫することで、よりお米を美味しく食べることができると書かれているではありませんか。
なんと、米好きのはずの私が収納方法に関しての視点を見失っていたとは、目から鱗。今まで袋のままで保存していたため、収納庫や収納ケース、収納袋に入れるなんて発想を思いつきもしませんでした。
今回はそんな私のような人を一人でも多く減らすため、よりお米の美味しさを味わってもらうために、おしゃれな保存容器やおすすめの米収納アイデアをまとめることにしました。
その名も題して、「日本の心、お米にふれる。」
お米を収納する上で大事なこと
そういったことを知った私は早速、お米を収納する上で大事なことを調べました。「ふむふむ、なるほど」そのように調べた中で、私がお米を収納する上で重要だと感じたポイントがいくつかありました。
高温多湿を避ける保存場所
まずは保存・収納場所です。これは聞いたことがある人もいるかもしれませんが、温度や湿度が低く日光の当たらない場所がおすすめだそうです。
なんと!今まで私は流し台やシンクの下に収納していたのですが、それだと温度や湿度が上がりやすく、虫が発生する原因になるそうです。
「まじか」結構ショックです。家に帰ってすぐに、シンク下から出すと心に刻む。
具体的には冷蔵庫の野菜室がおすすめらしく、その場合は密閉容器に入れるのと、結露しないようになるべく素早く出し入れすることが重要だとか。
密閉性を高める保存容器
次はお米の保存容器らしく、一般的には米びつで保存するのがおすすめだそうです。しかし、蓋をしっかりと締めずにいると酸化や乾燥の原因になるらしく、密閉性が高いものが良いそうです。
鮮度も大事、消費期間
お米も野菜や果物と同様に鮮度が大切なため、冬なら約2ヶ月、春や秋なら約1ヶ月、夏なら2週間と時期によって期間が変わるそうで、大量に購入しすぎて消費が遅くなっても美味しさが失われるそうです。特に夏場はあまり大量に買いすぎないようにしましょう。
掃除で米びつを清潔に
米びつをこまめに掃除することで清潔さを保つこともお米を収納する上で大事でしょう。
そのため古いお米が残ったまま新しいお米を継ぎ足したりせずに、一旦米びつを綺麗にした後に補充しましょう。前のお米のヌカが残っていることにより酸化が進んでしまうそうです。
鳥肌が立つ虫の発生
虫の発生。聞いただけで肌がぞわぞわしてきますが、実際に体験したことがないため想像はあまりつきません。代表的な虫はコクゾウムシというらしいですが、ヌカに卵が混入しやすく、ヌカ・高温・多湿などの条件が揃うとふ化しお米を食べてしまうそうです。
「ふ化とか久しぶりに聞いたわ、理科の授業かよ」と思いながら、お米の収納方法を調べていきます。
お米につく虫は一般的には無害らしいですが、鷹の爪・にんにく・ローリエなどを容器や米びつにいれることで防虫対策が出来るらしいです。
においうつりを防ぐ工夫
お米はにおいを吸いやすい食材らしく、においの強いものを側におくとすぐに移るそうです。また米びつを清潔に保つと同様に、古いお米を残したまま新しいお米を補充したりするとにおいうつりの原因となるそうです。
カビの発生
米の中に、緑や黄色、赤っぽく変色している場合があるそうですが、それがカビだそうです。高温多湿な場所に収納しているとそうなるため、保存場所でも言ったような方法が良いそうです。
米びつで収納する
なるほどなぁ。正直なところ、自分がお米の収納に関して全くの無知だったことが分かりました。
あまりにも学ぶことが多かったため、だいぶ頭の中が混乱していますが、とても大事なことが分かりました。そうそれは「袋のまま収納しちゃダメだ……」と。そのとき米びつを購入することを決意しました。
米びつのメリット
やはり米びつのメリットは何といっても密閉性でしょう。それによって酸化や乾燥、湿気を防ぐことができます。
しかし一方でこまめに掃除しないと清潔さが保たれないため、そこは本音を言うと面倒くさいという考えが頭をよぎります。まぁしかし、物は試し。ここまで来たのならやってみるしかありません。
米びつの選び方
米びつの選び方にはお米を収納する上で大事なことでも話したように様々な観点があるかと思いますが、私はいくつかの着眼点を得ました。
密閉性で乾燥と酸化防止
まずは何といっても収納における密閉性ですね。こちらの米びつは蓋を外すさいに結構な力を込めないと外れないほどの密閉性になっています。
消費量に最適なサイズ感
次にサイズ感ですね。一人暮らしの人間が30kg~10㎏のサイズの米びつを買ったとしても、冬の2ヶ月ならギリギリ消費しきれますが、夏の2週間なんてどんだけ大食い何だよと思いました。
お米は好きなのですが、流石にそんなには食べきれないため私にあったサイズ感を選ぶのが大事でしょう。
扱いやすい形や構造
冷蔵庫の野菜室に収納するのだとしたら、やはりそこに適切な形や構造じゃないとダメだよなと思いつつも、おしゃれな形の米びつも気になります。
まぁしかし今回はお米の美味しさを優先するためにも、冷蔵庫に入れやすいような四角い感じの形や上蓋の構造で素早く取り出せる結露しない形がいいだろうと仮説。
清掃に保つための洗いやすさ
とはいえ定期的に清掃もしないといけないため複雑すぎる構造や洗いにくい材質も辞めておきたいですね。
まぁもしくはペットボトルに収納して、使い捨てにするのもありなのではというアイデアを閃きました。
米びつにお米を収納する前にも確りと洗って、清潔なタオルで綺麗にしました。ん、何だかガラスをタオルで拭いてるとバーテンダーの気分になりますね、超どうでもいいんですが。
米びつの種類
何だか、お米の収納について調べ始めた最初の頃よりも知的になった気がするのは気のせいでしょうか。
と思いつつ、まだ実行には移していないため、実際にどんな米びつの容器や種類が収納に最適なのかを試していこうと思います。
こうして並べてみると、透明なものの比率が多いことに気づきますね。やはりそちらのほうが米びつとして使いやすいのでしょうか?
おしゃれな感じのガラス
まずはエントリーNo1、ガラスです。重みもあるため安定してお米を収納しつつ、蓋の部分にゴムが装着されているため密閉性も高く、材質的におしゃれな感じを出すことができます。
しかし冷蔵庫に入れるならば、形的には不自由なため事前にスペースを確認したうえで形を選んだ方がいいでしょう。
それでもいいんだ、プラスチック容器
2番目の参加者はプラスチック容器です。こちらも蓋が確りと締めれるタイプのため収納における密閉性はいい感じです。
また値段も安くて使い勝手はいいためおすすめですが、やはりおしゃれさには今一つ欠けてしまいますね。
現時点での米びつの種類だけをみると、かなりガラスがいい感じですが、ガラスを超える容器は現れるのか。次回に続きます。
<つづく>
食器・キッチン用品 ・キッチン雑貨に関連する記事
ゴミ箱置き場のないキッチンの、省スペースゴミ箱置き場アイデア
ゴミ箱置き場のないキッチンの、省スペースゴミ箱置き場アイデア
狭いキッチンの食器収納アイデア!100均で揃う収納アイテムも
狭いキッチンの食器収納アイデア!100均で揃う収納アイテムも
狭いキッチンで水切りかごは使わない!代用アイデアで整うシンク
狭いキッチンで水切りかごは使わない!代用アイデアで整うシンク