インテリアにもなる小さなピアノで、ゆったり趣味を楽しむ暮らし

ピアノ

グランドピアノを買いました!
というと驚くかもしれませんが、買ったのは子ども向けの小さなピアノ(トイピアノ)。時間の流れがゆっくりに感じられる最近は、「趣味で楽器がやりたいなぁ」という思いがずっと頭の片隅にありました。生の音楽に触れる機会が減ってしまったことも、そんな気持ちが芽生えたきっかけのひとつかもしれません。
本当はピアノがやりたいけれど家には置けない。マリンバはずっと興味がある楽器だけれど、やはりお値段と保管場所、練習環境などの問題がつきまといます。ひとりの暮らしに本格的な楽器を取り入れるのは、意外とハードルが高いのです。
そこで方向性を変え、小さめの楽器を探し始めました。趣味というほど本格的に取り組むのではなく、暮らしのなかに手軽に取り入れられそうなもの。遊び感覚で独学で修得できそうなもの。ウクレレ、カリンバ、ライアー…イメージに近い楽器についていろいろ調べていたら、偶然トイピアノの情報に辿り着いたのです。

オモチャのピアノのイメージを覆す音楽性。インテリア性も◎

トイピアノの存在は知っていたけれど、今までちゃんと調べたことがなく、オモチャの域を脱しないものだと思っていました。「お子様の情操教育に」なんてキャッチコピーから、子ども向けのプレゼントとしても喜ばれているようです。でも、そのオモチャのピアノを大人が演奏している動画を発見。ポロポロとした可愛らしい音色と、約2オクターブの鍵盤から紡ぎ出される超絶技巧のピアノ曲とのギャップにときめいて、一瞬で心を掴まれました。「想像以上にちゃんとした音楽が奏でられるんだ!」と。
鍵盤数はどれくらい? 音程は正確なの? と詳しく調べていくうちに、あるピアノメーカーの商品が目に留まりました。アップライトピアノ型もあったけれど、やっぱりグランドピアノ型に惹かれます。ちゃんと屋根が開閉できるところも、ホンモノのグランドピアノみたいで素敵。天然木の温かみとフォルムの美しさで、部屋に置いておくだけでインテリアにもなりそうです。

新しい趣味には、不安もつきものだけれど…

でも、ちゃんと弾きこなせるようになるかな…。
そもそも、ピアノをきちんと習ったことがありません。幼少期に姉とエレクトーン教室に通っていましたが、姉がピアノに転向したタイミングで、私はお教室を辞めてしまったのです。その後は、姉のために我が家の暮らしに加わったピアノと楽譜で、趣味と言えるほど熱心でもなく、遊ぶように音楽を奏でていました。それでも中学校の合唱祭はピアノ伴奏者として参加。姉が伴奏者をしていたことから、音楽の先生は妹である私もピアノを習っていると思いこんでいたようで、あるとき「習っていません」と言ったら、とても驚かれたっけ。今考えるとすごい無謀だなぁ…。
狭いリビングのインテリアのなかで強烈な存在感を放つアップライトのピアノで自由気ままに音楽を奏でていると、窓の外から近所の男子に「あいつがピアノ弾いてるぞ〜!」と、囃し立てられた記憶も蘇ります。そうやって家でも学校でも、ずっと音楽が暮らしのなかに当たり前にある環境で育ったような気がします。

鍵盤

大人になってから趣味や習い事を始めたいと思ったとき、「上手くなれるかしら」「楽器を買っても続けられなかったらどうしよう」と、まだ起きていない未来を心配してなかなか一歩が踏み出せないこともあるかもしれません。
でも、気負わずに、自分のペースで音楽を紡ぐ。そんな楽器の楽しみ方があってもいいのではないかな。無謀だった中学生の私みたいに…。「もし弾けなかったとしてもインテリアとして飾れるわ」と思えるこのピアノなら、そんなゆったりした楽しみ方ができそうです。そう考えて自分の背中を押し、「えい!」と通販サイトの購入ボタンをクリックしたのでした。

小さなピアノの音色が、暮らしを新たな色で彩ってくれる

一番おトクに購入できたベビー用品のお店から届いた包みを開けると、「お子様の健やかな成長をお祈りしております」と手書きのメッセージカードが。大人が楽しもうとしてるんだけどなぁ…と、そんな自分のことが気恥ずかしくも可笑しくもあり、ふふっと笑みがこぼれます。試しに弾いた最初の1音がポロンッと鳴り響くと、購入前の迷いや不安も忘れ、体中がワクワクした気持ちに包まれました。一緒に買ったこのピアノ用の楽譜を見ながら奏でる音楽はまだ辿々しいけれど、暮らしに新たな色が加わったようで、いつもの部屋も違って見えます。
練習が終わったら、我が家のインテリアのどこに置いてあげようかな。
これからも、よろしくね。

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