可愛らしいガーベラの飾り方と生け方で一番大事なこと。
入学や卒業や発表会、実家の花瓶や大切な人へのプレゼント、久しぶりに花を飾ろうと思って花屋によったら、そんなことを思い出させてくれるガーベラが目につきました。
いつの間にか過ぎてゆく日々の中で、花の愛らしさに心癒されつつも。昔の記憶を思い出して、今一度自分の感情を呼び起こしてくれた気がします。
一輪挿しでも、色違いで花束にしても飾れる、思わず可愛らしさを感じるシルエットと色彩のガーベラ。そんなガーベラについての生け方や飾り方についてまとめてみました。
【もくじ】
ガーベラについて
ガーベラの歴史と花言葉
ガーベラの品種と咲き方
ガーベラの生け方・飾り方
ガーベラの生け方
傷み具合・鮮度の見分け方
花を生ける前の空切・湯あげ
生けてからのカット・切り戻し
定期的な水換え・水の量
最後は背の低い器で
ガーベラの飾り方
一輪挿しで
ガーベラとかすみ草で花束に
色違いのガーベラでカラフルに
間口の広い背の低い器に
ガーベラの飾り方・生け方で一番大事なこと
ガーベラについて
まずはガーベラの歴史や原産地、花言葉。また品種や咲き方についてご紹介します。
ガーベラの歴史と花言葉
ガーベラの歴史は19世紀末に南アフリカで野生種が発見されたことから始まります。名前の由来は発見した植物学者であるGerber(ガーバー)が由来です。そこからイギリスやフランスで改良され20世紀初頭に日本にやってきました。
花言葉は「希望」です。また赤は「いつも前向き」ピンクは「気高い美しさ」黄色は「究極美」オレンジは「我慢強さ」といった意味が込められています。
ガーベラの品種と咲き方
ガーベラの咲き方には6つあります。
ひと重咲きという原種に最も近い咲き方、品種名ではピラティスなどがあります。
八重咲きという花芯の周り以外が花びらで埋め尽くされたもの、品種名ではフレディなどがあります。
スパイダー咲きという針のように細かい花びらが無数についているもの、品種名ではアルドンゾなどがあります。
ウェーブ咲きという花びらがうねるように波打つもの、品種名ではパスタオランダなどがあります。
変わり咲きというボール形や花芯が肥大化したもの、品種名ではポコロコなどがあります。
つぼみという刻々と変化が楽しめるもの、品種名ではミュールケーキなどがあります。
ガーベラの生け方・飾り方
こちらではガーベラが長持ちする生け方や鮮度の見分け方、どういった飾り方だと可愛らしく飾れるのかについてご紹介します。
ガーベラの生け方
まずはガーベラが長持ちする生ける前の空切や湯上げ、生けてからの茎のカット方法や切り戻し、また水換えの頻度や量、最後まで楽しむ方法を紹介します。
傷み具合・鮮度の見分け方
傷み具合や鮮度は花びらや花芯で見分けられます。
鮮度のよいガーベラは花びらに張りがあり、水平に開きます。花びらが反ったり、落ちたりしているものは傷んでいるでしょう。
また花芯はガーベラが古くなると花粉を拭きます。改良されて無花粉のものもありますが、参考になります。
花を生ける前の空切・湯あげ
ガーベラを生ける前、飾る前にしたいのが、空切りや湯あげです。
空切りは空中で茎を2~3cmカットすることを言います。逆に水切りといって水中で茎をカットする方法もあります。
湯上げは沸騰したお湯に切り口を浸けることを言います。ガーベラを高温の湯気で痛むのを防ぐために紙や新聞紙で巻いて保護し、茎の先を1~2cmカットして、その部分を10~20秒程度お湯に浸けます。その後茎に空気が入るのを防ぐためにすぐに深めに張った水に2~3時間浸けたら完了です。
生けてからのカット・切り戻し
ガーベラのっかっと方法として気を付けたいのが茎を水平にカットすることです。一般的には斜めに切った方が吸水力が高まりますが、ガーベラは茎が腐りやすいので水平にカットします。
また生けてから数日経つと、水に浸かっている茎の細胞が壊死して茶色く変色します。そのため緑色の茎までカットする切り戻しを行いましょう。
定期的な水換え・水の量
定期的な水換えも重要です。理想でいえば1日1回、大変な場合は切り戻しのタイミングで水換えするといいでしょう。その際は花瓶も洗剤でしっかりと洗ってぬめぬめしているバクテリアを落としてください。
またガーベラは茎が腐りやすいため、長持ちさせるには花瓶に入れる水の量は2~3cmがおすすめです。
最後は背の低い器で
こうして切り戻しなどをしていると最後は茎が短くなるので、最後は背の低い花瓶や器で楽しみましょう。また茎が折れた場合や曲がる場合もこちらの方法で楽しめます。
ガーベラの飾り方
こちらでは一輪挿しやかすみ草との束ね方、色違いのガーベラでカラフルになる飾り方について紹介します。
一輪挿しで
一輪挿しで楽しむ方法です。シンプルな花瓶に一輪だけ挿すことで、そのガーベラの色や品種のもつ魅力を引き出すことができます。
ガーベラとかすみ草で花束に
こちらはガーベラとかすみ草を花束にした飾り方です。控えめで美しいかすみ草と、明るくて可愛らしいガーベラが合わさることで、お互いの魅力を引き出した飾り方になります。
色違いのガーベラでカラフルに
ガーベラを色違いで楽しむの飾り方の1つです。様々な色のガーベラの可愛らしいが部屋に明るさと彩りを加えてくれます。
間口の広い背の低い器に
間口の広い背の低い花瓶に飾っても楽しいかもしれません。いくつものガーベラを浮かせるように飾ることでまるでお花畑のような飾り方になります。
ガーベラの飾り方・生け方で一番大事なこと
ガーベラの飾り方・生け方についてまとめてみましたが、ガーベラを飾りたいと思った自分の感覚、改めて思うと本当に大事なことってそこにあるんじゃないかって思ったんです。
ちょっと疲れてて部屋に彩りや植物が欲しいなと思った、何となく花を飾ろうという感覚。パッと見た時に目に入ってきたガーベラを通して頭に浮かんだ確かな記憶。
そういったことをガーベラの生け方や飾り方を考える中で感じました。
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