油絵を飾ろう|感性を磨くインテリアの飾り方
ひと筆ひと筆の重なりにより、魂の宿る絵が生まれていく。そんな油絵やアートに、心動かされるのは、きっと人間特有のもの。そんな油絵が傍にあれば、毎日の自分に刺激をもたらしてくれそうです。
こちらの記事では、油絵を長く楽しむための注意点や、お部屋に飾る際の飾り方についてご紹介していきます。アートのある暮らしが楽しめるお手伝いができたら嬉しいです。
◆油絵を飾る際の注意点
油絵はどのように対策していても、必ず経年劣化が生じてしまいます。ですが、長くお部屋で油絵を楽しむために、少しでも気に掛けることが重要ですので、劣化の原因と対策方法について、一緒に見ていきましょう。あくまで参考として、無理なくお部屋に飾ることを考えていけるといいなと思います。
室温、湿度によるカビやひび割れ
日本は季節を感じることができ、それにより油絵といったアートの楽しみ方も広がりますが、梅雨時など、高温多湿な時期にはカビが発生しやすくなります。
また、キャンバスの伸び縮みや、それによる絵具のひび割れなども発生してしまう恐れがあるため、飾る場所には注意が必要です。ですが、生活の中で常に温度や湿度の管理をするのは簡単なことではありませんので、あまり考えすぎずに、適度に通気性のある空間に飾るなど、無理のない飾り方を楽しみましょう。
・温度は20度前後、湿度は50~60%が理想
・洗面所などを避け、風通しのいい場所を選ぶ
紫外線による油絵のダメージ
直射日光や紫外線を受けることによって、油絵は変色を起こしてしまいます。少しずつ色褪せていく様子を楽しむという飾り方もありますが、対策としては、下記のものを気にしてみてください。
・直射日光の当たらない場所に飾る
・UVカット効果のあるカーテンを選ぶ
・UVカット効果のあるアクリル製の額縁に飾る
ガスや煙による劣化
排気ガスや、たばこの煙も油絵を劣化させる原因になります。家の中で様々なところで楽しみたいところですが、出来ればそういったところは避けて飾りましょう。
・エアコンなどの排気口の近く、喫煙スペースの近くに飾らない
◆感性を磨くインテリア!油絵の飾り方
油絵を飾る際に気を付けるポイントを見てきました。次は、実際に絵を飾る飾り方をみていきましょう。お部屋にどのように取り入れるか、ぜひ参考にしてみてくださいね。
壁に飾って美術展のように
毎日通る廊下に飾ることで、じっくりと絵を楽しむことが出来ますね。壁に飾る際は、高さにも注意することで、より親しみやすく油絵やアートを取り入れることができます。見上げるような高さではなく、床から、絵の中心が140~150cmほどのところに来るように飾るのが、鑑賞しやすい高さです。油絵を額装せず、そのまま飾ると少しラフな印象にもなりますね。
ラフにそのまま飾る
こちらはアクリルのキャンバスアートを、ベッドサイドに飾られています。毎日のはじまりとおわりを過ごす空間にそっと飾ってあげることで、よりアートをゆったりと楽しむことが出来ますね。気軽に飾れるのも、嬉しいですね。
額縁で額装して飾る
厚みのある油絵も、額装することでよりアートとして世界観を楽しめたり、作品のほこりや汚れからの保護としても活躍してくれます。油絵用の額縁はネット通販や画廊、または世界堂などといった大型文具店などで取り扱いがあります。サイズを測り、適切なサイズを選びましょう。
賃貸でも壁飾りを楽しむには?
賃貸でも安心して、壁を傷付けずに飾る為のアイテムは、実はたくさん出ています。
・石膏ボード用フック
・針の目立たないプッシュピン、ニンジャピン
・「ひっつき虫」などのソフト粘着剤を使う
・粘着テープで貼り付ける
・コンクリート壁に!火で炙る接着剤
これらのアイテムはホームセンターや100均などで入手することが出来るので、ぜひ覗いてみてくださいね。
◆おわりに
ポスターや印刷物とはまた違った、描かれた跡がそのままみえる油絵。
学生時代に、油絵の授業が思い返されました。充満する独特のにおいと、制服についた簡単には落ちない絵の具のよごれ。何層も色を重ねながら、時間をかけて描き上げた一枚の絵に、とても満足感を抱いたのを覚えています。
描き手の世界の、完成までの軌跡さえ感じることのできる油絵だからこそ、より心が動くエネルギーのようなものを感じるのかもしれません。自分の作品も、どこかでグッと惹かれてしまった誰かの作品も。様々な作品に触れて、自分が元気になるような油絵を、自分の傍に置いておけるといいですね。
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