3.11を経て見直した、食器棚と食器の地震対策と収納アイデア
最近、また地震や余震が多くて不安な日々が続きます。
皆さんは地震対策されているでしょうか。
私の実家は東日本大震災で、大きな震災を経験しました。幸い、家族や親戚・地元の友達は皆無事で、今も変わらず昔とおんなじ場所のおんなじ家に住み続けることができています。
やっぱり、地震で大変だったのは、不安な思いの中散らかった食器をまとめたり破片を集めたりといったキッチンの掃除でした。
大切な思い出の詰まった食器が割れてしまった悲しみはもちろんありましたが、もし地震の時に食器棚の下に誰か人がいたら…割れて散乱した食器で怪我をした人がいたら…そんなことを想像するとゾッとします。
それ以来、地震で食器が割れてしまわないように、食器棚が倒れないように地震対策をしています。
今回は、その経験を経て行っている、食器棚と食器の地震対策をご紹介します。
<もくじ>
◆家族の命を守る、食器棚の地震対策
◆もう悲しい思いをしないための食器の収納アイデア
【普段使いの食器やグラスの収納アイデア】
【たまにしか使わない食器の収納アイデア】
◆キッチンを見直して「もしも」に備える
家族の命を守る、食器棚の地震対策
背の高い食器棚は、倒れればなおさらのこと、倒れなくても中から食器が飛び出してくるととても危険です。
震災後はしばらく余震のたびに食器棚が倒れないように支えに行く…なんて危ない行動を我が家ではしていましたが、普段から地震対策をしておけば、そんな危険を冒すこともありません。
今回は賃貸でも実践できる、壁に穴開けない・傷つけないアイデアをご紹介します。
①食器棚は耐震ラッチがしっかり付いたものに
観音扉タイプでも引き出しタイプでも、耐震ラッチが付いているか否かで地震の時の安心感は全く異なります。
耐震ラッチが付いていると、食器が飛び出してきて床に割れた食器の破片が散らばって危ない、という状況を防ぐことができます。
食器棚を買い替えられない場合は、後付けができる耐震ラッチを取り付けると安心ですね。
②食器棚は天井から-2cmの高さで設置する
食器棚やダイニングボードのオプションで、上置き棚をオーダーでつくることができるものがあります。
天井からマイナス2cmの高さになるようオーダーし設置することで、食器棚が天井に引っ掛かり倒れてこないようにすることができます。
③食器棚と天井の間を耐震ポールでしっかり固定
食器棚と天井との距離がある場合は、転倒防止用の突っ張り棒で固定することで、食器棚を倒れにくくすることができます。
普通の突っ張り棒では効果がないので、耐震用のものを使ってくださいね。
④下に敷くだけでOKな耐震板
食器棚の足元に板を入れるだけの簡単アイデア。
板に角度が付いているので、足元にかませると食器棚が少しだけ後ろに傾いた状態になり、前に倒れてきにくくなります。
突っ張りの転倒防止とは併用できませんので注意してください。
⑤あえて食器棚を使わない
そもそも背の高い食器棚を使わない選択をすると、地震の時の安心度はグッと上がります。
持っている食器の量や家族構成にもよりますが、食器棚を使わなくても食器収納はできるんです。
こちらの記事では食器棚の代わりになるものをご紹介していますので、参考にしてみてください。
もう悲しい思いをしないための食器の収納アイデア
地震で割れてしまったものは、頻繁には使わないけれど、大切にしていた高価な食器や思い出深い食器、来客時や季節のイベントごとの際に使っていた食器が多かったのです。
そのことがとてもショックだった母は、数年かけて食器の収納方法をガラっと変化させました。
【普段使いの食器やグラスの収納アイデア】
①普段使いの食器は引き出しの中に収納
毎日使うお椀や取り皿などの食器は全て引き出しの中へ。引き出しの中であれば、地震の揺れで引き出しが開いてしまっても、そこから食器が飛び出して床に散乱してしまう恐れは少なくなります。
また、1段に毎日使う食器をまとめてしまっておけば、毎回の食事の準備もスムーズになります。
②滑り止めシートでずれにくく
滑り止めシートを敷くことで、食器やグラスが横滑りしにくくなります。
食器を置く棚の部分は掃除がしやすいようにさらっとしているので、サッと拭いての掃除も簡単にできます。
③大皿は立てて収納
重ねて収納しがちな大皿ですが、地震以外でも重みや振動で下のお皿が割れてしまっていたなんてことも。立てて収納することで、重みで割れてしまうのを防ぐだけではなく、どの種類の食器が何枚あるかも見やすいですね。
たまにしか使わないものは、写真のようにプチプチにくるんでおくとより安心です。
実家ではキッチンボードに付属していた仕切り立てを使っていますが、ブックエンドやファイルボックス、ディッシュスタンドでも代用できます。
【たまにしか使わない食器の収納アイデア】
①カゴを上手に使って、地震対策をしながら取り出しやすく
来客用などで数が多いティーカップや湯飲みなど、たまにしか使わないものは種類別にかごに入れて収納します。使う時はそのかごごとサッと取り出せるので便利です。
かごにまとめることによって食器同士が地震の際にカチャカチャとぶつかり合うこともなくなりますし、底にタオルやプチプチを敷くとより衝撃を吸収してくれます。
万が一割れてしまっても、破片はかごの中なので床一面に飛び散ってし合う危険性も減りそうですね。
実家では何が収納されているかわかりやすいように、クリップに名前を書いて留めていました。
②重たいものは下に、軽いものは上に
たまにしか使わないから…と、ついつい鍋やホットプレートなど大きくて重たいものを上の棚の取り出しにくい場所にしまいがち。でも万が一落ちてきたときはとても危険です。
また、下の方に重たいものを収納したほうが、造作ではないキッチンボードやカップボードは重心が安定するので、倒れにくくもなります。そこに転倒防止の器具を設置したら安心度はさらに上がりそうですね。
天井とキッチンボードなどの隙間に物を置くのも、落ちてきた際に危ないので避けた方が良さそうです。
③突っ張り棒で飛び出し防止
食器ではないですが、たまにしか使わないキッチン家電や、使う時は別の場所で使う家電の地震対策も大切です。
突っ張り棒で前に飛び出してくるのを防止しています。
キッチンボードの色に合わせた突っ張り棒にしたり、かわいいタオルで目隠ししたりすると、そこまで見た目も気にならないかも。
キッチンを見直して「もしも」に備える
参考になったアイデアはありましたでしょうか。
日本に住んでいる限り、地震はどこにいても私たちに襲い掛かってきます。それでも、普段から地震に対して備えておけば、その被害を小さくすることはできるかもしれません。
できることから少しずつ、こつこつ。日々の積み重ねが、私たちを守ってくれるのだと思います。
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