【めっちゃ簡単!】天井から床まで突っ張り柱を立てて簡単DIY
浮かせる収納、見せる収納など壁を使った収納をやりたいけど、壁を傷つけたくないから二の足を踏んでいませんか。かといって、DIYはハードルが高そうだし、突っ張り棒を駆使するのにも限界があります。そこで、壁を気にすることなく思いっきり壁面収納をやるために【壁の前に柱をつくる】をやってみました。DIYは初めての不器用な私が実際にやってみた手順や道具をまとめています。結論を先に言えば控えめ言って簡単です!ひとつの選択肢になればうれしいです。
<目次>
□:突っ張り柱を立てるのは大変?
壁を傷つけないためにわざわざ柱を立てるの?と思うかもしれません。壁を傷つけないフックやピンも売られており、選択肢は幅広くあります。しかし、少し大きめの棚を取り付ける、大きいサイズの有孔ボードを取り付けることを考えるとなかなか思った通りにいきません。
もちろん工務店などの専門の業者に依頼すればプロの技術で思った通りのものを作ってもらえますが、費用は高くなりがちです。
柱を立ててしまえば、壁のことを一切壁を気にせずに棚を取り付けることも、有孔ボードを設置することもできるので、賃貸であっても自分らしい暮らしあったを実現することができます。
□:材料や道具は何が必要?
使う材料は次の通りです。
<取り付け用の材料:スタンダード>
・メジャー
・柱となるSPF材2x4 (ツーバイフォー)材
・床と天井に取り付ける2x4アジャスター(ラブリコ)
以上の3点があれば完成です。少ないですね。柱となる木材に継ぎ足しがある場合は次の材料が追加になります。
<取り付け用の材料:ジョイントありの場合>
・柱と柱の接続用2×4ジョイント(ラブリコ)
・電動ドライバー
メジャーはそのまま計測器具、巻き尺のメジャーです。天井までの高さを測るので100均にも取り扱われている5mまでの高さが測定できるものがいいです。次にそれぞれについて簡単に説明します。
〇:SPF材2x4 (ツーバイフォー)材
DIY感強めな用語に感じますが、木の種類と木の大きさについて書かれています。SPF材は(Spruce:トウヒ)、パイン(Pine:松)、ファー(Fir:もみの木)の頭文字3つを取っています。これらの木の共通点は軽くて柔らかいので加工がし易い特徴があり、DIYに適した材です。2x4 は2インチx4インチを略しており、要するに縦:約3.8cm×横:約:8.9cmのサイズですよ、ということが書いてあります。
ホームセンターなどでSPF材のあとに6Fと書いてある場合があれば6フィート:183cmの長さという意味です。インチやフィートということからお察しの通り、アメリカなどの海外で家を建てる際の工法で使われている規格です。
重量は2.4mの長さであれば1本あたり、約3.6kg、2ℓのペットボトル2本分よりちょっと軽いくらいです。
〇:床と天井に取り付ける2x4アジャスター(ジョイント)
2x4アジャスターは木材を天井と床に突っ張るための道具です。他にも種類がありますが、一番入手し易い点でこちらを使っています。2x4規格に合わせており、縦や横サイズは気にしなくても大丈夫です。天井までの長さがあれば2×4ジョイントは必要ありませんが、SPF材2x4 6Fしか取り扱いがない場合は、6F1本+不足分をカットして継ぎ足します。こちらも取り付け方は付属のネジを使ってジョイントをセットして固定するだけなので簡単です。
□:どこで手に入る?
<木材>
一般的な家屋の床から天井までの高さであれば、インターネットで “ツーバイフォー 通販” と検索すれば、一本の木材で天井までの高さにカットしてもらえるところがあります。ご自宅まで運ぶことまで考えると、ネットショップで買うことをお勧めします。やっぱり実物をみながら検討したい場合は、最寄りのホームセンターに行けばSPF材2x4はほぼどこにでも売っています。
<ラブリコ:2x4アジャスター(ジョイント)>
こちらもインターネットやジョイフル本田やコメリなどのホームセンターでお買い求め頂けます。
□:取り付けまでの手順
①天井までの高さを測る
今回紹介している中でもっとも重要なのが天井までの高さを測る部分です。日本の住環境は床から天井までの高さが2.1m以上と決まっており、最近の家やマンションは天井までの高さは2.4mあるところも増えてきています。天井までの高さを測るのにスマホにアプリがありますが、立ち位置によって若干高さが変わり、赤外線センサーの様なレーザーポインター式の計測器具もありますが高価です。
一番確実なのは100均でも取り扱っている5mまで測れるメジャーをテープなどでしっかりと固定して、梯子や椅子を使って床から天井まで使って測る方法です。
床から天井までの高さが測定したあとは、アジャスター部分を引くと必要な木材の長さになります。必要な長さの計算式は次の通りです。
<アジャスタータイプのみの場合>
天井までの高さ【 】-9.5cm = 必要な木材の長さ【 】
<アジャスター+ジョイントタイプの場合>
天井までの高さ【 】-12.1cm = 必要な木材の長さ【 】となります。
アジャスター部分の-9.5cmとジョイント部分の-2.6cmを合わせた-12.1cm分引いた長さが必要は木材の長さです。
②取り付け
<アジャスタータイプのみの場合>
取り付けは木材の先端にそれぞれ2x4アジャスターカバーを取り付けて、床と天井に取り付けます。上部分にあるジャッキ部分を回して固定すれば完成です。注意点は、固く締め過ぎると天井の破損に繋がるので締め過ぎには注意してください。
<アジャスター+ジョイントタイプの場合>
ジョイントありタイプの場合は、それぞれに器具を取り付け、電動ドライバーを使ってネジを固定していきます。ネジで固定したあとは、ジョイント同士を嚙ませれば完了です。長さ4cmのネジを8カ所入れるので手回しドライバーだと難しいので電動ドライバーをおすすめします。安価なものであれば1000円くらいで購入でき、十分対応可能です。一本に仕上がればあとは”アジャスタータイプ”と同じく、天井に取り付け、ジャッキ部分を回して固定するだけです。
□:柱に有孔ボードを設置してみました
柱を2本立ててホームセンターで取り扱っている有孔ボードを設置してみました。横幅があるものでも問題なく取り付けられます。今回はリビングに設置しましたが、玄関の壁に有孔ボードで敷き詰める、寝室や、ワークスペースのパーテーションとして使うなど、柱を立てることで可能性はどこまでも広がります。
□:終わりに
いかがでしたでしょうか。実際に木材が長いので大仕事のように感じるかもしれませんが、要するに材料を集めて突っ張らせているだけです。柱を立てれば壁の制約から解放され、自由で自分らしい暮らしの実現に近づきますね。DIYレシピの最初のひとつとして参考になればうれしいです。
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