今の自分にぴったりの2代目ソファを探す旅。選び方にも変化が
今の部屋に住んで数年。思えばずっと「リビングのソファを買い替えたい」という気持ちを頭の片隅に持っていたような気がします。最近は家で過ごす時間が長いから、余計に部屋の中の「粗」に意識が向くのかもしれません。今度はどんなソファが欲しいのかと考えていると、選び方に変化が生まれていることに気付きました。
憧れのソファがリビングに! 選び方はわからないままだったけど…
一人暮らしを始めたのは社会人になってすぐの頃。新卒のお給料に見合う、家賃の安い1Kの部屋を選びました。当時の実家は狭い団地暮らし。部屋はすべて畳の和室でソファはなく、それまでの私にとってソファは「ドラマの世界みたいな、オシャレな都会の人が使うものだ」と感じるくらい馴染みのないものでした。
30代に入る頃には、そろそろワンルームは卒業しようと、2LDKの部屋へお引越し。和室を洋室に改装したばかりのキレイな部屋でした。DKとの間が引き戸で仕切られているリビングは4.5畳程。でも、せっかくリビングと呼べる部屋があるのだから、ソファを置きたい…!
初めて自分で買うソファ。いろいろなショップを見て回っても、どのくらいのスペースを占めるのか、ほかのインテリア・家具との相性はどうなのかなど、リビングに置いたときのイメージがしづらく、「ソファの選び方って難しい…」と、疲弊したような記憶があります。
結局、どんな部屋にも合いそうな色、手頃な値段の無難なソファを選びました。考えることに疲れすぎて「もう、これでいいや…!」と、半ば勢いで決めてしまったような気もしますが、初めて自分の部屋にソファがある生活が始まり、ドラマの世界のようなインテリアに少し近づいた気がしました。
インテリアや環境の変化で、初代ソファへの見方が変わった
私にとって初めてのそのソファは、数年使うと、座るたびにギシギシと音を立てるように…。安物だからしかたがない。数年前に今の部屋に引っ越してきて、リビングは広くなったけれど、いまだにその初代ソファを使い続けています。ファブリックの汚れも気になってきて、通販で買ったソファカバーで隠しているけれど、リビングのラグをカラフルなものに買い替えたことをきっかけに、ソファカバーの色もなんだかしっくりこないと感じるようになってしまい、ソファを買い替えたいという欲が少しずつ膨れ上がっていきました。
さらに在宅勤務になったことも、そんな気分を後押ししているのかも。始業前のルーティンは、ソファに座って行う瞑想タイム。アイデアを巡らせたり本を読んだり原稿を書いたりする仕事の時間も、ソファやその周辺でリラックスしながら過ごすことが多く、“仕事”が部屋の中に溶け込んでいるような暮らしです。
ゴロゴロしながら本や映像作品を楽しんでいて、いつの間にかうたた寝してしまったりする心地良い休日の時間にだって、ソファは欠かせない。
あぁ、やっぱりソファを新調したくなってきた…!
ソファに求めるポイントが見えてきて、選び方にも変化が
今欲しいソファは、もちろんリビングのインテリアに馴染むかも重要だけれど、「今の暮らしをより快適にするには?」という視点で、自分なりの選び方やこだわりのポイントが、かなり具体的にイメージできています。そう考えてから改めて振り返ってみると、初めてソファを買ったときは、“ソファのある部屋”に対する漠然とした憧れだけで購入していたんだなぁと気付きます。
今はまだ、納得できるソファに出会えていません。「胡座をかいてパソコン作業をしていても、ゴロゴロしていても快適そうな座面の広さは理想的だけど、色が好みじゃない」「このデザインでカバーリングソファだったらいいのに…」など、何かが少しずつ足りないのです。自分のイメージする選び方のなかでも妥協できること、絶対に外せないことを決めておかないと、買える日はやって来ないのかもしれません。
初代ソファとさよならしてせっかく買い換えるなら、多少奮発してもいいから、愛着を持って長く使えるものに出会いたいな…と思いつつ、店頭で実際に価格を見ると「この金額出していいかな…」と、小心者の側面が顔を出します。自分にそれだけのご褒美をあげてもいいと思えるきっかけやタイミング…そういうことも購入の決断には必要なのかもしれません。
私の2代目ソファを探す旅はまだまだ続きそうですが、居心地の良い部屋、心地良いと思える暮らしを選び取るつもりで、いつか出会える日を、焦らずに、楽しみに、初代ソファと共に待ちたいと思います。
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