和紙でハンカチをラッピング。お礼やお返しに、心をのせた贈り物
卒業や転職のタイミングに。ちょっとしたお礼に。気取らないハンカチは、日常の何気ない贈り物のひとつ。けれどそんなハンカチも、気軽に受け取ってほしいなと思う半面、実はもうひとさじ。気持ちを添えたいときもありませんか?
そう思っていたときに私が出会ったのは、半紙でハンカチを包む、贈り方でした。手包みのあたたかさはあるのに、特別凝っていないシンプルなラッピング・・・。気持ちが見え隠れする奥ゆかしさが、ほっとするのでしょうか。このラッピングなら、ささやかな気持ちも、そっとのせて、贈り物とともに運んでくれるかも。本のアイディアを参考に、私なりにアレンジを加えてみました。
ハンカチをお礼やお返しに。和紙に気持ちをのせて
“和紙で贈り物を包む“。ちょっと渋いかも、と思っていたのですが、ギフトボックスや、カラフルなリボンと同じくらい、素敵に包むことができますよ。
手がふれたときに感じたのは、ほっとするようなあたたかな気持ち。和紙にもたくさんの種類がありますが、そんな優しい風合いが特徴的ですよね。一般的な包装紙とは一味違う柔らかさは、一緒に折りこむハンカチにも馴染んでくれそうです。
ご紹介するのは、ハンカチをちらりとのぞかせ色をみせる、着物の襟元をイメージした包み方。この「におい」というみせ方は、奥ゆかしく気持ちを伝えるのにぴったりだと思います。
これからラッピングの仕方を一緒にみていきましょう。
好きな和紙で、ハンカチをラッピング
用意するもの
・贈りたいハンカチ ・好みの和紙
ハンカチは薄手のものや、タオル素材のものも包むことができます。和紙のサイズは、薄手のハンカチなら四つ折りにしたサイズに対して、一回り大きいくらい。やや縦長に調整してあげると折りやすいですが、個人的にはB4の大きさがおすすめです。
和紙は100円ショップや、文房具屋さんで購入することができますよ。今回は薄手のものを包んでみました。
表にして完成です!
サプライズでハンカチのなかにそっとメッセージカードや、ギフトカードなどを忍ばせると、 “粋” という言葉がより似合いそうです。色の違う和紙を差し込んだり、重ねたりして「におい」のみせ方にこだわってみても、アレンジが効いて美しさが増します。
ラッピングしたハンカチを渡す前に、ひと工夫
一方で配慮したいのは、ハンカチが直にふれられる状態になっていること。和紙で包んでから、さらに透明袋でラッピングするなど、相手に渡すときの気遣いができるとよりいいですね。
ラッピングでこころを贈る、贈り物に
ハンカチで伝えるささやかな思いも、ほっとする和紙と手包みのあたたかさで、より気持ちののった贈り物になる気がします。たくさんの素敵なラッピング方法がありますが、和紙の奥ゆかしさにふれてみるのも素敵かもしれませんね。
本のご紹介
今回参考にさせていただいたのは、こちらの本。ハンカチのようにカジュアルな贈り物から、フォーマルなシーンでも活躍するラッピング方法を紹介されている本です。気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
『和のこころを伝える 贈りものの包み方』
著:折形デザイン研究所
出版:誠文堂新光社
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