花を楽しむ生け方・飾り方での大切な基本とコツ

花の生け方・飾り方

ふと通りがかった花屋さん、大切な人から貰った花束、雑誌に書かれていたコラム、庭や道端に咲いていた花、部屋が寂しい。花を飾ろうと思うキッカケは人それぞれ、だけど理由は何となく似ている気がする。

違う表情を見せてくれて移ろいゆく季節が楽しめたり、空や海や森を眺めるように自然との繋がりを感じたり、花を通じて人の文化を感じたり。日々、目まぐるしく変わっていく暮らしの中で、心を癒して空間を心地よくしてくれる、花を飾ることでそんな自分でありたい。

今回は花の飾り方についてご紹介します。

 

花を飾る前の下準備と生け方

こちらでは花を飾る上での下準備や処理といった花をの生け方の基本的なことや長持ちさせるためのコツや扱い方を紹介します。

茎の切り戻しや葉の処理

花の生け方・飾り方

花を買ったり、花束を貰った場合はまず茎の先端を1㎝ほどカットする切り戻しを行いましょう。そうすることで水の吸い上げが良くなり、花が元気になりやすいです。その際に吸水面積を大きくするために斜めに鋭く切るのがコツです。

また花を花瓶に飾るさいに水に浸かってしまう葉はしっかりと取り除きましょう。そのままにすると葉が腐ってしまいバクテリアが繫殖する原因となります。

湯上げ

花の生け方・飾り方

余裕がある方は湯上げをオススメします。湯上げをすることで切り口の殺菌と茎に詰まっている空気を取り除くことができ、水の吸い上げがよくなります。

茎の先端を1㎝ほどカットして、沸騰させたお湯に茎の先端2~3㎝を10~20秒程度つけます。その後すぐに深めに張った水に2~3時間ほど浸けましょう。

花瓶の準備

花の生け方・飾り方

花や花束に合わせた花瓶を準備しましょう。花のサイズによって用意する花瓶や生け方・飾り方が変わってきます。

花瓶がない場合には100均で購入するか、もしくはペットボトルで代用する方法もあります。

花瓶の飾り方はバランスよく

こちらでは花瓶に花を飾るさいに気をつけたいバランスや比率について紹介します。

花の飾り方の黄金比

花の生け方・飾り方

基本的に花の飾り方・生け方でのバランスは花瓶1:花1~1.5の高さだと言われています。

花瓶の種類によっても比率は変わってきますが、基本的にはそれ以上高くなってしまうと安定感がなくなるので気を付けましょう。

大きい花瓶での生け方は安定感を

大きい花瓶で飾るさいには特に安定感を大事にしましょう。水の量は花瓶に対して8~9割ほどで入れて、高さも花瓶に対して1.5倍以上の高さにすると倒れてしまう可能性があるので気をつけてください。

まとまらない時はセロテープ

花の生け方・飾り方

花が上手くまとまらない飾り方になってしまう場合にはセロテープやワイヤーといったものを使って束ねてまとめるのがオススメです。透明で目立ちにくいセロテープと重い花でも支えられるワイヤーとがあります。

短くなったらお皿やグラスに

花の生け方・飾り方

茎の切り戻しをしすぎて短くなってしまった場合はグラスや平皿に水を張って浮かべるようにして飾ると最後まで楽しめます。

また折れたり、もたげたりしている花も同様に花のみを残して飾ることで楽しめます。

花を飾るのにおすすめの場所

こちらでは花を飾るのにおすすめの場所を紹介します。

リビングダイニングテーブル

花の生け方・飾り方

リビングやダイニングテーブルの上に飾りたいという方も多いのではないでしょうか?こちらに飾る場合は目線をさえぎらないように小さめの花瓶や花で飾るのと、花粉が少ない花を選ぶのが良いでしょう。

キッチンの上

花の生け方・飾り方

キッチンの上に花を飾ると料理をしているときに、ふと顔を向けたらそこに花があったなんてことがあれば、料理も楽しく華やかになりそうですよね。

 

直射日光の当たらない窓際

花の生け方・飾り方

直射日光の当たらない窓際がおすすめです。直射日光に当たるとバクテリアが繫殖してしまいますが、逆に日光が入ってこないと光合成を行うことが出来ません。そのため日陰になりやすかったり、長時間直射日光が入らない窓際だと綺麗に飾ることが出来ます。

玄関の靴箱上

花の生け方・飾り方

みんなが帰ってくるときや来客がある時に寂しいと気になるのが玄関の靴箱上です。こちらに飾ることで空気がリフレッシュされたり、運気が良くなる気がするのではないでしょうか。

花を飾った後のお手入れ

こちらでは花を飾ったあとの長持ちさせるための基本的なコツや生け方やお手入れ方法についてお答えします。

水換えと花花瓶の洗浄

花の生け方・飾り方

まずは水換えを定期的することを忘れずに。理想は1日1回で、そのさいに花瓶を食器洗剤でしっかりと洗い、茎がぬめぬめしている場合は茎も洗剤で洗いましょう。それによってぬめぬめの原因であるバクテリアを取り除いて花が腐りにくくなります。

また1日1回が大変な方は2~3日に1回でも大丈夫です。

生けた後の切り戻し

花を飾ったあとも切り戻しをしましょう。それによって花を楽しめる時間が格段に長くなります。2日に1回、茎の先端1㎝ほどをカットしましょう。さらに湯上げ処理もするとより長持ちしやすいです。

私が花の飾り方に込める意味

花を飾ることで自然を感じて心に余裕が出来たり、人の文化や歴史に思いをはせたり。ちょっとした事だけど暮らしが大きく変わる、そんな予感がする。

もしかすると花の飾り方って普通に暮らしてるとあっという間に流れる時間を咲いて散ってゆく花を飾ることで、思い出させてるのかも?

少なくとも私は日々の暮らしの中で、そんな意味を花の飾り方に込めたい。そう思いました。

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