花のある暮らしの効果とは?歴史や作品を通して感じよう
人はなぜ花を飾るのでしょう?自然の生命力を感じ取ったり、人が花を愛してきた歴史や文化を想像したり、花のある暮らしにはそんな想いや意味が込められている気がしていて。そんな人が本来持っている情緒的な感情や感覚といったものを思い出させてくれるのが花のある暮らしなのかもしれない。
その思い出した感覚で、普段は気づけない細かなことや違和感に気づいたり、日々の暮らしや生活に余裕が産まれたり、体調や生活が整いやすくなったり。花のある暮らしはそんなことをもたらしてくれる、そう感じている。
そんな中で花のある暮らしをすると、どんな事が起きるのか?どんな効果があるのだろう?そんなことについての考えや映像や作品を通して考えさせる作品を紹介します。
【もくじ】
花のある暮らしの効果と歴史
花のある暮らしは自然・文化を感じる効果がある?
花のある暮らしを感じさせる作品
花のある暮らしをするということ
花のある暮らしの効果と歴史
人が花を飾ったり、愛でたりして、花のある暮らしをするのは何故なのでしょうか?人と花の関わりをさかのぼって行くと、古くは紀元前7,000年から2,000年頃と言われています。
紀元前7,000年前は新石器時代頃で、トルコのチャタルフユック遺跡から花をモチーフとした壁画が発見されています。
また紀元前2,000年前後の古代エジプトやメソポタミアでは宗教的な儀式・祭礼、花・植物の目録や庭で栽培していたという記録があります。
また6万年前の旧石器時代に生きていたネアンデルタール人が死者の埋葬において花を捧げていたという仮説があります。
そういったことを踏まえて考えると花のある暮らしの効果はある種、人としての心を感じさせてくれるような何かがあるのかもしれません。
花のある暮らしは自然・文化を感じる効果がある?
花のある暮らしをより歴史や文化から紐解いていくと、人には花を自然的なものとして捉える感覚と、文化的なものとして捉える感覚があると言われています。
例えばプータンのシャクナゲはとても綺麗ですが、地元ではあまり観賞されたり、愛でられるということはないそうです。
もちろん日本でもそういったことがあります。それは花見です。桜が満開になる春の行事ですが、海外にはこういった文化はありません。
逆に日本ではヒガンバナが不吉なものとして捉えられていますが、海外ではそういったものとして捉えられていません。
そういったことを考えると人には自然的な生命力を感じるものとしての花と、それまでの歴史ア文化的なものとして捉える花の2つがあるのではないでしょうか?
花のある暮らしを感じさせる作品
こちらでは花や植物をテーマにした本や映像作品を紹介します。
ターシャ・テューダーさんはアメリカの絵本作家・園芸家で、誰もが見たことのある絵柄なのではないでしょうか?また花や植物を愛してつくったその庭は今でも残っており、見ることが出来ます。常に前を向き、人生を楽しみ続けた彼女の姿勢には考えさせられるものがあります。
またセンス・オブ・ワンダーという本をご存知でしょうか?そちらは花だけではなく、自然全体を通して、自然や生命の神秘や美しさの大切さを教えてくれる作品です。
その本の中で語られていることの1つとして”「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない”という言葉にハッとさせられます。
映画にもいくつか花のある暮らしをテーマとしたオススメがあります。「ブロークンフラワーズ」や「椿の庭」「マイビューティフルガーデン」といったものがありますので、気になる方はぜひご覧ください。
花のある暮らしをするということ
一見すると何てことない小さなことだと思ってしまうけれども、花のある暮らしをすると日々忙しく過ぎる生活の中で忘れてしまう大切な感覚を思い出す。
もちろん花を飾ることによって何が起きるのかっていう効果も大事、けれどもまずは花を飾ることで感じられる自分の感覚や感情の動きに目を向けていたい。
インテリア雑貨・飾りに関連する記事
七夕飾りの短冊や五色の由来は?意味を知って行事を楽しむ
天の川の七夕飾りは折り紙でつくろう!子供にも簡単な季節飾り
七夕飾りにぴったりな折り紙の星★3種類の星でかわいい飾りつけ
七夕飾りにぴったりな折り紙の星★3種類の星でかわいい飾りつけ