壁インテリアで雑貨を飾る、華やか一人暮らし
春から新社会人になった私の住まいは、自分で払えるようにと家賃の安い古い1Kアパートでした。
家の近くには自然がたくさんあり、外部環境は気に入っていましたが、肝心のお部屋はあまり好きになれませんでした。
そんな私がちょっとずつ自分の部屋を好きになっていくお話になります。
築23年木造アパートでの一人暮らし
当時住んでいた部屋は、白一色の壁に少し濃い茶色の床でした。学生の頃住んでた白く明るい床の部屋とは違って、古臭いという言葉がぴったりでした。
最初の頃は仕事に慣れることに忙しく、そこまで気になりませんでしたが、社会人にも慣れて余裕が出てくるとこの古臭い感じが気になってきました。
元々家具やインテリアが好きだったので、部屋に置いてみたい雑貨や家具はありましたが、狭い一人暮らしのこの空間にはもうインテリアは増やせません。
なんだか飾っているお気に入りの雑貨達も、心なしか暗く陰って見えてきます。
仕事から帰ってきて唯一の寛げる場所なのに、このままでいいのかな。
どうにかして気分のあがる部屋にできないかなと考えていた時に飛び込んできたのは、面白みも何もない、ただの真っ白な壁。
あ、そうだ。
壁紙、張り替えちゃおうかな。
壁が変わるだけで生き生きしだしたお気に入りの雑貨
思い立ってネットで買った壁紙は、淡い水色がとても好みで購入を決めました。
賃貸なので退去の時に大丈夫なようにと、糊ではなくマスキングテープと両面テープを使って貼ることにしていました。
いざ壁紙が届き、予想よりも可愛すぎる実物を見てちょっと心配になりつつも壁に貼っていきます。
埃がたまらないようにしたから順番に、空気が入ってぼこぼこにならないように丁寧に作業を進めます。
大きくて作業は大変でしたが、どんどん部屋が生まれ変わっていくようでわくわくしました。
貼り終わった新しい壁は、思ったよりも可愛すぎず、色も主張しすぎずで、イメージとぴったりでした。
部屋の壁一面だけを変えただけなのに、いつもより部屋が明るく感じます。
お気に入りのインテリア雑貨を新しい壁の前に並べてみると、不思議と輝いて見えます。
あれだけ好きになれなかった部屋に、魔法がかかったかのようでした。
壁を飾ることで インテリアを楽しむ心が生まれた
それから少しずつですが、部屋の壁は賑やかになっていきました。
棚を付けてみようかな。
インテリアポスターを飾ってみようかな。
飾ってみたいものがどんどん湧いてきます。
棚の上にはインテリア雑貨だけではなく、季節のお花やいただいたお土産やプレゼントなど思い出の物も飾りました。
気まぐれで飾りが変わるその一角は、見ているだけで楽しい気分になりました。
クリスマスは、壁が可愛いので少しの飾りつけだけで華やかさが増します。
毎年、どんな飾りつけをしようか考えるのが楽しみになりました。
いつの間にか、好きじゃないと思っていたその部屋は、居心地のいい空間へと変わっていました。
ちょっとずつ作り上げた、自分だけの空間。
真っ白だったからこそ、自分の色に染めることができたのかもしれません。
インテリアって、家具や雑貨のことだけだと思っていたけれど、壁だって工夫すれば立派なインテリアになることを知りました。
貼ったこともない壁紙をいきなり変えようと思い立ったあの日の無謀な私がいたからこそ、一人暮らしの空間がとても充実したものになったのだと思います。
失敗してもいいや、やってみよう!と思う気持ちが大切なのかもしれませんね。
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