十五夜を楽しむすすきの飾り方アイデア5選と決まり事🐇
休日に久しぶりに公園にいくと、一面が黄金色になっています。よく見てみると、すすきが面いっぱいに咲いていました。
「すすきなんて久しぶりに見たな」と思いながら、それがキッカケで月見をしようと思いました。すすきや月を眺める姿を想像しただけで何だか楽しくなってきます。
すすきを飾っての月見なんて子供の時以来していません。あっとうい間に過ぎ去っていく時間の中で、そんなことに意識を割くなんてことすらも考えていませんでした。
そんな秋の七草の一つでもあり、日本で古来から多くの人に愛されてきたすすき、その飾り方についてまとめてみました。
【もくじ】
すすきの飾り方のコツ
特に決まりはありません
すすきを長持ちさせる方法
背の高い花瓶に生けて
十五夜と月見とすすき
なぜすすきを飾るのか?
すすきの飾り方:事例編
すすきだけで飾る
すすきと七草を合わせて飾る
すすきと季節の花で飾る
すすきと焼物の花瓶で風情に
すすきの飾り方をキッカケに感じられたこと
すすきの飾り方のコツ
こちらではまずすすきの飾り方のコツについて紹介します。
特に決まりはありません
すすきの飾り方で気になるのが、「決まり事やルール」といったものがあるのか?ということですが、特にないというのが答えです。
花瓶の種類やすすきの本数・長さ、飾る場所など、特に決まっているルールやマナーというのはありませんので、それぞれのご家庭で楽しみやすいように飾るというのが答えかもしれません。
すすきを長持ちさせる方法
通常の生花や切花といったものは水揚げや湯上げ、切り戻しといったことを行うことによって長持ちさせることができますが、すすきなどのイネ科の場合は茎の端を5分ほどお酢につけてから活けると長持ちしやすくなると言われています。
背の高い花瓶に生けて
基本的にすすきは背が高い植物ですので、それを活かせるような飾り方である背の高い花瓶に活けるのがオススメです。
また焼き物のような和風の花瓶だとより一層秋の十五夜やお月見の風情を感じられて楽しめそうです。
十五夜と月見とすすき
十五夜とはそもそも平安時代の頃に中国から伝わった中秋の名月を楽しむための祭事で、1年で最も月が美しいとされている季節です。
最初は貴族の間で催しものとして楽しまれていましたが、江戸時代では一般庶民の間でも広く行われるようになりました。
なぜすすきを飾るのか?
そんな中でも何故、十五夜(中秋の名月)の時期にすすきを飾るのでしょうか?
それは農作業に従事する人が秋の収穫に対しての感謝を込めて、すすきを稲穂に見立てて飾ったといわれています。
そんなすすきは神様の依代で魔除けとしても考えられており、悪霊や災いから農作物を守り、翌年の豊作を願う意味が込められているのです。
すすきの飾り方:事例編
では実際にどんな風にすすきを飾れば十五夜やお月見をより楽しめるのか?といった事例やアイデアを紹介していきますので、ぜひご覧ください。
すすきだけで飾る
まずはシンプルにすすきだけで楽しむ飾り方です。余計なものは要らない、ススキだけを見ていたい。そんな意思が伝わってくる飾り方ですね。
また3~5本にしてすすきのバランスを整えることでより一層美しく飾れるかと思います。
すすきと七草を合わせて飾る
すすきを秋の七草と合わせて飾るのはどうでしょうか?萩(はぎ)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)など、といったお花や植物と一緒に飾ることで、より美しく飾れます。
こちらでは桔梗や藤袴と一緒に飾っています。
すすきと季節の花で飾る
こちらは秋を代表するお花の竜胆(りんどう)と一緒に飾ったものです。秋の稲穂に見立てた白いすすきと竜胆の薄紫のコントラストが美しいです。
すすきと焼物の花瓶で風情に
花瓶を工夫した飾り方です。これまではガラスや白い陶器のような花瓶に生けましたが、焼物のような和風の花瓶に飾ることで、より一層季節や風情といった十五夜やお月見を連想させてくれます。
すすきの飾り方をキッカケに感じられたこと
すすきを飾り月を眺めていると時間がゆっくりと過ぎていきます。そんな過ごし方のおかげか、人として何か大事なことを感じられた気がします。
日々の暮らしの中で忘れていたのは月見やすすきといったことではなく、そういったことを楽しみたい、飾りたいと思う自分の感情の動きだったのでしょう。
あなたもすすきの飾り方をキッカケにして、何か感じられることがあるかもしれません。
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