真鍮雑貨でおしゃれなお部屋に!真鍮インテリア実例と商品紹介
『真鍮』(真ちゅう)
インテリアは時代と共に人気のスタイルやカラーがどんどん移り変わりますが、真鍮はどんなスタイルにも合う不思議な素材。
シンプルにもモダンにも、アンティークはもちろん北欧スタイルにもしっくりくる。小さくても存在感があり、どこかお部屋の表情を上品に引き上げてくれる、そんな感じがあります。
「このおうちおしゃれだな」「素敵なお店だな」と思うところには、こっそり真鍮のアイテムが潜んでいることも少なくありません。
今回は、そんな不思議な金属、真鍮をインテリアに取り入れているおしゃれな人の部屋と、手軽に取り入れられる真鍮雑貨をご紹介します。
そもそも真鍮とは何?真鍮って劣化する?お手入れって必要なの?
など、気になっていた疑問も解消します。
真鍮の魅力や特徴を知って、インテリアに取り入れてみませんか。
<もくじ>
◆真鍮をインテリアに取り入れるとどんな雰囲気になる?
◇インテリアに真鍮雑貨を取り入れているおしゃれな人の部屋の紹介
【真鍮インテリア①】北欧インテリアとの組み合わせ
【真鍮インテリア②】自然の木との組み合わせ
【真鍮インテリア③】グレーを基調とした空間との組み合わせ
【真鍮インテリア④】モダンテイストとの組み合わせ
【真鍮インテリア⑤】緑豊かなグリーンとの組み合わせ
◆取り入れやすい真鍮雑貨のご紹介
・Brassプッシュピン Lフック
・Brassウォールピンフック/Brass&Woodウォールピンフック
・Woodマグネットフック
◆そもそも真鍮とは?
・どんな素材?
・どんなものに使われている?
◆真鍮の魅力はどこにある?
・経年変化で表情が変わる
・お手入れで輝きが戻る
・ひとつひとつ異なる表情
◆気になる真鍮のあれこれ
・真鍮って錆びる?
・真鍮ってにおいはある?
・真鍮は傷がつきやすい?
・金属アレルギーでも大丈夫?
◆まとめ
◆真鍮をインテリアに取り入れるとどんな雰囲気になる?
「真鍮って気になっているけれど、今のインテリアに合うのかな。」
「どんな風に取り入れたらいいんだろう?」
こんなお悩みを持っている人もいるかもしれません。
真鍮は、実はいろんな素材やカラーに合う素材なんです。
ほっこりかわいい北欧テイストや、シックなモダンなインテリア、木のぬくもりを感じる木目にも馴染むので、今のお部屋の雰囲気を変えずに取り入れられます。
◇インテリアに真鍮雑貨を取り入れているおしゃれな人の部屋の紹介
では、実際におしゃれさんたちは真鍮をどのようにインテリアとして取り入れているのかも気になりますよね。
Instagramで見つけた、真鍮を取り入れてインテリアをおしゃれに楽しんでいる方の事例を紹介します。
【真鍮インテリア①】北欧インテリアとの組み合わせ
かわいらしい北欧テイストのインテリア雑貨やファブリックに、壁掛けの真鍮一輪挿しを合わせています。
淡いお花と真鍮の組み合わせが北欧テイストにぴったりですね。
細いラインの真鍮雑貨を取り入れることで、かわいらしい雰囲気を残しつつ、上品さも感じられますね。
【真鍮インテリア②】自然の木との組み合わせ
木をふんだんに使ったログハウスのおうちに真鍮を取り入れています。
壁掛けミラーや壁掛けタオルバー、スイッチなどを真鍮で揃えることで、木の美しい木目にも負けないアクセントになっていますね。
おもわず深呼吸したくなるような、リラックスして身支度ができそうな素敵な空間ですね。
【真鍮インテリア③】グレーを基調とした空間との組み合わせ
シンプルな雰囲気の空間に、照明や壁掛けタオルバーなど真鍮雑貨を取り入れています。
落ち着いた雰囲気になりがちなグレーの中にゴールドの真鍮を取り入れると、かわいらしさも感じることができますね。
まるでホテルのような空間で、洗面台を使うたびに気分が上がりそうです。
【真鍮インテリア④】モダンテイストとの組み合わせ
モダンでシックな黒と重厚感のあるタイルの中に真鍮の一輪挿しを取り入れています。
一輪挿しはシンプルなデザインながら、素敵なタイルにも負けない存在感がありますね。
重厚感のある空間には、あえてシンプルなデザインの真鍮をひとつだけ取り入れるのがおしゃれのポイントなのかもしれません。
【真鍮インテリア⑤】緑豊かなグリーンとの組み合わせ
色鮮やかなグリーンの中に、真鍮の照明や壁掛けアイテムを合わせています。
グリーンだけでもおしゃれですが、真鍮を組み合わせることで、よりそれぞれの美しさが際立ちますね。
毎日成長する植物と同じように、真鍮もどんどん経年変化をしていくので、それぞれどんな時の重ね方をするのか楽しみになりますね。
今回ご紹介させていただきました方々のお部屋を拝見して、思っている以上に真鍮のインテリア雑貨はどんなテイストや素材にマッチするのだなと思いました。
小ぶりな真鍮雑貨でも、空間がよりおしゃれになったり、上品になったりと、お部屋の雰囲気を変える力は大きいのかもしれませんね。
◆取り入れやすい真鍮雑貨のご紹介
いきなり真鍮の照明に変えたり、大きな鏡を取り入れたりするのは難しいかもしれません。
真鍮インテリアの第一歩として、壁に取り付けられるフックを試してみてはいかがでしょうか。
賃貸だと穴を開けるのを戸惑ってしまうかもしれませんが、今回ご紹介するのは画鋲のような感覚で取り付けられるものや、マグネットで穴開けずに取り付けられるものになります。
Brassプッシュピン Lフック
押しピンのように石膏ボードの壁に使える真鍮フック。アンティークな雰囲気の、おしゃれな真鍮フックです。
L字のフック状になっているので、キーホルダーを掛けて飾ったり、アクセサリーを掛けて収納したりできます。真鍮フックに掛けるだけでなんだか上質な雰囲気に。
5個入りなので、真鍮フックを整列させて壁に取り付けると、まるで備え付けのフックのように素敵な雰囲気になります。
Brassウォールピンフック/Brass&Woodウォールピンフック
こちらも画鋲感覚で賃貸でも使える真鍮フックです。
手に持つとずっしりとした重さを感じられ、見た目よりもしっかりしていることがわかります。
全て真鍮でできているタイプと、木と真鍮が組み合わさっているタイプがあるので、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。壁に取り付けると小さくても存在感はバツグンです。
使われている木材も、使うほどに光沢感が出てくるおしゃれな一品です。
Woodマグネットフック
真鍮のマグネットフックは、メモを留めたり、鍵やマスクを掛けたりと活躍してくれます。
小さくても磁力は強力。しっかりとくっついて、玄関のドアや冷蔵庫などをかわいく彩ってくれるマグネットフックです。
ひとつずつ職人さんが手作りでつくっているため、個体差があるのも愛おしいですね。
◆そもそも真鍮とは何か?
真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜてつくる合金のことです。
別名黄銅(こうどう・おうどう)とも言われます。
ローマ帝国の時代には武器や貨幣などにも使用されていたそうです。実は歴史の長い金属なのですね。
どんな素材?
真鍮は、特に亜鉛が20%以上のもののことをさします。
銅と亜鉛の配合量によって色が異なり、銅が多いと赤みが強くて柔らかくなり、亜鉛が多いと金色に近くて固い素材になります。
とても加工のしやすい素材で、熱することでカタチを変えたり、薄く広げられたり細く伸ばせたり。様々な形状にしやすいため、建材やインテリアや文房具、機械器具にも多く使われています。
見た目が似ているもので、金メッキ加工された雑貨も多くあります。
真鍮とメッキの違いとしては、真鍮は無垢の素材であるのに対して、メッキは鉄やアルミニウムに金属の塗膜を施したものになります。
なので、見た目は同じ金色でも、メッキのものは塗膜が剥げてしまうと見た目が悪く、元には戻りません。真鍮は見た目が悪くなってもお手入れをすれば、元のきれいな姿になるというのが大きな違いですね。
どんなものに使われている?
私たちの身近なものだと、5円玉やトランペットなどの金管楽器に使われています。金管楽器だけのバンドをブラスバンドと呼ぶのは、真鍮を英語でブラス(Brass)と言うからですね。
おしゃれなカフェやホテルで、照明や電気のスイッチ、壁掛けフックやトイレットペーパーホルダーなどに使われていたり、プライスカードのスタンドに使われていたりするのを見たことある人もいるかもしれませんね。
ギラギラというよりは、上品な佇まいで空間をさりげなく演出してくれるので、小さなインテリア雑貨で取り入れていることも多い印象です。
◆真鍮の魅力はどこにある?
真鍮の魅力は、使っていくうちに色や風合いが変化していく『経年変化』を楽しめるところにあります。
経年変化で表情が変わる
最初はピカピカだった真鍮も、時間と共にくすみや黒ずみが出て、上品な表情になっていきます。
汗や水の影響や、空気に触れることでゆっくりと酸化していき、くすみが出ます。
ゆっくりと表情が変化していく様を楽しめるのが真鍮の最大の魅力です。
お手入れで輝きが戻る
経年変化していく真鍮ですが、お手入れをすればきれいな状態に戻すことが可能なのも魅力のひとつです。磨くことで輝きが戻るのは、メッキでコーティングしたものとの大きな違いですね。
専用のクリームを使ったり、身近なお酢や歯磨き粉を使ったりとお手入れの方法もたくさんあります。
お手入れをするからこそインテリア雑貨が長く使えるのはもちろんですが、その過程でどんどんと愛着がわいてくるからこそ、長く使い続けたくなるのかもしれませんね。
詳しいお手入れ方法は下記の記事で詳しく紹介しています。
お手入れの仕方によって、経年変化の味を残しながらきれいにできたり、新品のような姿に戻せたりするので、ぴったりの磨き方でお手入れしてあげたいですね。
ひとつひとつ異なる表情
真鍮のインテリア雑貨は、職人さんが手作りで作っているものも多いため、ひとつひとつ表情が違うという特徴もあります。同じアイテムでも、何となくまっすぐではなかったり、厚みが違ったり。そんな均一ではない姿に、手作りならではの温かみを感じます。
◆気になる真鍮のあれこれ
真鍮インテリアを楽しんでいる素敵なお部屋を見ていると、さっそく取り入れてみたくなるけど、ちょっと気になることも残っている…。
そんな疑問もここで解消してしまいましょう。
真鍮って錆びる?
経年変化していく様とは別で、汚れや汗、水に濡れたままにしてしまうと真鍮も錆びてしまいます。真鍮の錆びは緑青(ロクショウ)といいます。
緑青は基本的に無害なので、真鍮のアイテムによっては緑青すらも味わい深くて良いというものもあります。ですが、金属アレルギーの原因になってしまう可能性もありますので、お手入れをして錆びを取り除いてしまう方が安心して使っていただけます。
真鍮ってにおいはある?
汚れた手やハンドクリームの付いた手で真鍮の雑貨に触れたり、水に濡れたまま放置してしまったりしてしまうと、金属と反応してしまい、においの原因になってしまいます。
硬貨を触った後に「なんだか金属臭いな」と思ってしまうのは、硬貨はいろんな人に触れられ続けているものですし、定期的に誰かがお手入れをする、なんてこともないからです。
なので、真鍮であっても頻繁に触れない、もしくは定期的にお手入れをする習慣があれば、においは気にしなくても大丈夫です。
真鍮は傷がつきやすい?
真鍮は決して柔らかい金属ではないので、変形しやすかったり傷がつきやすかったりする素材ではありません。
しかし、落下の衝撃で真鍮のインテリア製品が傷付いてしまうことはあります。また真鍮のピンフックなどのピンの部分は細長い形状をしているので、太さのある時と比べると強度はやはり低くなってしまいます。
このように、インテリアの形状や取扱い方によって傷がついたり曲がってしまったりということはありますので、丁寧に扱うのが基本です。
金属アレルギーでも大丈夫?
金属アレルギーは、汗や水分などと反応した際に起こるアレルギーのことです。
真鍮も金属の一種なので、アレルギーが起きる可能性はあります。
直接肌に触れるカトラリーやピアスなどのアクセサリーとは異なり、インテリア雑貨であれば肌に触れるものではないので、そこまで神経質にならなくても大丈夫かと思います。何か変だなと思ったら、早めに病院で相談してくださいね。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
気になっていた真鍮のことを知って、実際にインテリアに取り入れたくなった人もいるのではないでしょうか。
お気に入りの真鍮アイテムを見つけておしゃれにインテリアを楽しんでみてくださいね。
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