大山登山、生と死を色濃く感じた日。㊥山登り趣味の初心者紀行3

大山の頂上付近が曇っている

そうして山登り・登山をしていくと、足場が悪く傾斜が急なため肺と心臓に負担が掛かっていきます。それでいて片足を怪我しているものですから、体力もなく経験もない初心者にはとても辛い。

「怪我をしながらも山登り・登山を続けるとは決断したものの、やはり苦しい。苦しくて苦しくてたまらない。けど、だけど、絶対に登り切ってやる。」
初心者ながらもそう思いました。

山登り・登山が趣味、初心者でも挨拶をしてみよう。

そうしてキツそうに登山・山登りをしていると山登り・登山を終えて、下山してくる人が声をかけてくれます。登山・山登りの楽しみの一つとして、知らない人との交流があります。

大自然に囲まれたなかだと人はフレンドリーになれるのでしょうか。そこにはベテランや初心者も関係ありません。すれ違いざまの「こんにちは。」という何気ない挨拶が素晴らしく、楽しく感じます。

しかし、その時に言われたのは「全然まだまだだぞ!半分も登ってないから頑張れよ!」という言葉です。
「ん、え、マジで?うぇ、マジで!?」理解不能です。

一瞬にして膝が崩れ落ちそうになりますが、何とか耐えきる。初心者だけどもこれが火事場の馬鹿力なのかと思いましたが。しかし正直に言うと気持ちが折れてしまいそうになりました。

二回目の山登り・登山。初心者ながらに登頂成功!

赤のレインウェアが命を助ける

しかし無意識・無我の状態で登山・山登りをしているともう少しの看板が立っている広場のような場所が傾斜を登りきった所に現れました。ベンチもあったため、そこでスポーツ飲料を飲んで休憩をします。

その時、ポツリポツリと小雨が降り始めました。勢いも全く強くなくすぐに止みそうな雨だと思ったのですが、周りの人がザックカバーやレインウェアのようなものを羽織ったため自分も一応と思い、レインウェアを羽織りました。登山・山登りっぽいと思ってレインウェアを持ってきて良かったなと初心者ながらに思いました。

そうしてそこから一時間ほど登山・山登りをすると頂上に着きました。頂上では最初の山とは違って、売店や神社のようなものがあります。
結構賑わっているな、と思いつつ、少し雨脚が強まったため雨宿りが出来る場所で購入したおにぎりを食べて、食事をしながら休憩をします。

「んー、いつ止むのかな」なんて思いながら30分ほど休憩に充てて、雨だったため特に眺めを楽しむこともなく登山・山登りを終えて下山を始めました。

急転の登山・山登り、強まる雨と風。

下山中の道、雨が降ってる。

今回の山登り・登山も楽しかったなぁなんてお気楽に考えながら、下山をしていきます。もちろん雨で足元が濡れているため、十分に気を付けながら。

そうしていると雨雲でどんどん、どんどんと山が覆われて暗くなっていきます。次第に雨も強くなり、激しい強風が吹き始めました。

「何だこれは、こんなこと聞いてないし、天気予報にもなかった。何でだよ!」

そうして豪雨と強風が体を打ち付けていきます。もちろん靴やズボンはぐしゃぐしゃでずぶ濡れになってい。唯一上半身と頭はレインウェアを羽織っていたため、何とか大丈夫ですが、隙間から雨が入ってきます。

腰から下はどんどん体温を奪われていき、寒くなっていく。

「やばい死ぬ、こんなこと聞いてない」それでも雨と風は強くなる。雨は足元を崩していく。強い風は押し倒すかのように木々をしならせ鳴かせる。
遠くでは稲光が見え、一瞬遅れて雷鳴が山全体を迸る。まるで山全体が、自然が私達、人間を消し去るかのように激しさを増していく。

その時、休憩場所が見えてきた。一瞬でいいから休もう、そう思ってその中に入りました。

 

<続く>

大人の趣味に関連する記事

鉄道博物館|ステンドグラスに込められた谷川俊太郎のメッセージとは

鉄道博物館|ステンドグラスに込められた谷川俊太郎のメッセージとは

コロナ禍で人出の減った鉄道博物館。さまざま展示が閉鎖され子供たちは寂しそうにしていましたが2階のステンドグラスに心を惹かれる物語が画かれていました。
鉄道博物館|ステンドグラスに込められた谷川俊太郎のメッセージとはの画像

150年目の蔵元|小豆島 ヤマロク醤油で食べる卵かけごはんが最高でした

150年目の蔵元|小豆島 ヤマロク醤油で食べる卵かけごはんが最高でした

香川県の醤油蔵元 ヤマロク醤油。「もろみ」菌に守られた大杉樽たちが静かに眠る地下150年の蔵元で、醤油作りにかける思いを聞きました
150年目の蔵元|小豆島 ヤマロク醤油で食べる卵かけごはんが最高でしたの画像

【はじめての読書会③】詩を楽しむヒントは「わからない」にある

【はじめての読書会③】詩を楽しむヒントは「わからない」にある

詩を読んで「わからない」をきっかけに想像が広がっていくことがありました。大人になった今、趣味として自由に楽しむ詩には丁寧に言葉を紡ぐ楽しみがありましたhttps://precocirico.com/wp-admin/post.php?post=9096&action=edit#。谷川俊太郎さんの『バウムクーヘン』の読書会です。
【はじめての読書会③】詩を楽しむヒントは「わからない」にあるの画像