【基本編】出産内祝い、お返しにのしは必要?表書きの書き方も解説
出産祝いのお返しを贈る時に「のし」は必要そうだけれど、のしには様々な種類があってどれを選べばいいかわからない…。こう思われる方も多いのではないでしょうか。
のしの選び方から表書きの書き方まで、初めて出産祝いのお返し(内祝い)をされる方にも分かりやすいように、のしについて気になる疑問を解説していきます!
▽内祝いとお返しの違いについて
▽出産祝いの内祝い(お返し)にのしは必要?
▽出産内祝い(お返し)を贈るタイミングは?
▽出産内祝い(お返し)の金額の相場は?
▽そもそも「のし」とは?をおさらい!
▽出産内祝い(お返し)の「のし」の選び方は?
▽出産内祝い(お返し)の「のし」の書き方とは?
・表書きの書き方
・名入れの書き方【1人の場合】【双子の場合】
▽出産内祝いのよくある質問5選!
Q.命名札は必要?
Q.メッセージカードはつけてもいい?
Q.贈り物にリボンのラッピングがされていたら?
Q.出産祝いのお返しに現金を贈っても良い?
Q.赤ちゃんの名前はどうしても書かなきゃだめ?
▽おわりに
▽内祝いとお返しの違いについて
内祝いとは、本来は家族や親戚などの身内に喜ばしいことがあった時に贈るお祝いの事です。しかし、最近では内祝いに「お返し」のニュアンスが含まれるようになったきたため、分けて考えなくても問題ございません。
※内祝いとお返しが同じだと認識されるようになったため、出産祝いをいただいていない親族に内祝いを贈ってしまうと、気を遣われる場合もあるのでご注意ください。
▽出産祝いの内祝い(お返し)にのしは必要?
のしは贈り物に気持ちを込める日本の伝統的な表現です。相手から頼まれるなど、よほどのことが無い限りはのしをつけて出産内祝いを贈りましょう。
▽出産内祝い(お返し)を贈るタイミングは?
出産祝い自体は生後7日から1か月の間にいただくことが多いです。生後1か月頃を目安として、遅くとも2か月までには贈ることをおすすめします。
▽出産内祝い(お返し)の金額の相場は?
お返しを贈る相手に気をつかわせないよう、いただいた金額の3分の1から2分の1を目安として考えるとちょうどいいです。
▽そもそも「のし」とは?をおさらい!
水引や、表書きの文字が印刷された紙のこと熨斗(のし)だと認識されることが多いですが、本来は表書きの文字の横に位置する飾りが熨斗です。ですが、のし紙を使用することがほとんどなので、違いは気にしなくても問題ございません。
※熨斗に関する詳細はこちらの記事で解説しているので、ぜひご参考ください!
※内のしと外のしの違いとは?
贈り物を買う際に迷うポイントである、内のしと外のしの違いについて。内のしとは贈り物に直接のし紙をかけ、更に包装するので外のしよりも丁寧であり、かつ控えめな印象を受けます。そのため、出産内祝い(お返し)では内のしを選ぶことをおすすめします。配送する時も、内のしであれば汚れないので安心ですね。
▽出産内祝い(お返し)の「のし」の選び方は?
結び方:花結び
水引の本数:5、7
水引の色:赤金、紅白
出産祝いは何度あっても喜ばしい出来事なので、内祝い(お返し)の時も同様に花結びの水引を選びましょう。水引の本数は5本か7本のどちらでも問題ありませんが、本数が多いほど豪華な印象があるので、親しい間柄には5本がおすすめです。
▽出産内祝い(お返し)の「のし」の書き方とは?
お祝いは太字か黒文字で書くことが一般的。そのため、万年筆やボールペンで書くのは避けましょう。本来は毛筆で書くことが礼儀でしたが、筆ペンでも問題ございません。
・表書きの書き方
表書きは、贈る目的を表す言葉を書くところ。水引にできるだけかからないように大きめに書くとバランスが良く見えます。書き文字は、「出産内祝」や「内祝」が一般的ですが、4文字は死を連想させる不吉な数字でもあるので、「内祝」と書くことをおすすめします。
・名入れの書き方【1人の場合】【双子の場合】
本来は贈り主の名前を書いて、誰からの贈り物なのかを表す箇所です。出産内祝いは「贈り物をいただいた方に対して、赤ちゃんから感謝の気持ちを伝える」という意味や、「赤ちゃんの名前を披露する」という意味があるので、お子様の名前を書きましょう。お子様が1人の場合、双子ちゃんの場合で書き方を解説していきます!
【1人の場合】
真ん中に大きく楷書でお子様の名前を書きましょう。その右に、平仮名で小さくふりがなを書きます。
【双子の場合】
双子の場合は先に生まれたお子様から順に、右から左に書いていきます。
▽出産内祝いのよくある質問5選!
ここまで出産内祝い(お返し)ののしについて詳しく解説してきましたが、実際に自分でやろうとするとまだまだ疑問は湧いてきます。出産内祝いの「のし」について、よくある質問をまとめたのでご参考ください!
Q.命名札は必要?
出産祝いのお返しに、一緒に贈るイメージの多い命名札。ただ、のしを付ける場合には表書きにお子様の名前が書かれているので、命名札を用意しなくても問題ございません。
Q.メッセージカードはつけてもいい?
出産内祝いを贈るとき、メッセージカードを同封するとより丁寧な印象が生まれます。ただ、「お返し」という言葉を使うと「お祝いをいただいたから返します」という印象になるので避けましょう。
Q.贈り物にリボンのラッピングがされていたら?
リボンでラッピングされている場合はそのまま贈っても問題ございません。メッセージカードを同封して気持ちを伝えましょう。
Q.出産祝いのお返しに現金を贈っても良い?
失礼だと感じない人も多いですが、現金でのお返しは冷たいと感じる人も同じくらい多いので避けることをおすすめします。
Q.赤ちゃんの名前はどうしても書かなきゃだめ?
職場の方へのお返しの場合、プライベートなお子様の名前はあまり教えたくない方もいるのではないでしょうか。出産内祝いで、お子様の下の名前を無理に書く必要はなく、名字だけでも大丈夫です。その場合はふりがなは書かないようにしましょう。
▽おわりに
いかがでしたか?出産内祝い(お返し)の「のし」について詳しく解説してきましたが、マナーはあくまでお祝いの気持ちを補助するためのサポートのようなものです。
マナーを守れば贈る人に喜ばれるという訳ではありません。贈る人への想いが伝わるから、素敵な贈り物となるのだと思います。ぜひ、「こうしたら喜んでくれそう!」という素直な想いをお返しに込めてみてください。
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