丁寧にとっておきたい、暮らしの中で溜まっていく手紙の収納方法
『しんあいなる がまがえるくん。
ぼくは きみが ぼくの しんゆうで ある ことを うれしく おもっています。
きみの しんゆう、かえる』
手紙を書く時いつも思い出すのは、小学生の頃に読んだ「ふたりはともだち」という物語。
それは、一度も手紙をもらったことのない「がまくん」に「かえるくん」が手紙を書くお話し。
二人の友情にすっかり魅せられた私は、親友のあの子に手紙を書き、くれた笑顔がとても嬉しかったのを覚えています。
大人になった今も手紙を書くことが好きなのは、彼女のおかげでしょう。
手紙を書くときに感じる時間の濃さも、歳を重ねて気づいた、好きな理由の一つである気がしています。
便箋を選び、書き始めはどうしようか、どう書き進めていこうか、なんて長々と悩み、贈った相手の反応に一喜一憂する…
そんな時間は私にとってかけがえないものなのです。
手紙を捨てることが出来ない私が取り入れている手紙の収納方法を、いくつか紹介させていただきます。
1.すぐにはしまい込みたくない手紙
すこし重みを感じる封筒。
差出人を見て、「ついに結婚するんだ!」と嬉しくなってしまう結婚式の招待状。
みなさんはどう保管していますか?
どこかにしまい込んだらなくしてしまうかもと、結婚式当日までテーブルの上に置いたままにしてしまいますが、見栄えが良くないのが悩みです。
1-1.収納のしかた
おすすめは、「ひとまずボックス」をつくること。
招待状など、結婚式当日までなど一定期間おいたら、他の場所に保存するものを、ひとまとめにしてはいかがでしょうか。
1-2.コツ・ポイント ~中身が見えないこと~
小さなバスケットを置いたり、壁掛け収納を利用するのも良いですが、お気に入りのトートバッグやショップ袋を掛けてみるのも素敵です。
いろいろな手紙を入れるかもしれないこのバッグは、中身が見えない袋の方が部屋の雰囲気を壊さず、きれいに収納できます。
2.いただくとほっと嬉しい、季節のお便り
続いては、年賀状や暑中お見舞いなど、季節のお便り。
普段会うことがなくても心通じ合えることが嬉しく、時期になると、自宅のポストを開ける瞬間が、毎年の小さな楽しみです。
ポストを開けた瞬間に、輪ゴムに留められた年賀状や暑中お見舞いの姿がみえると、思わずプレゼントをもらったような、幸せな気分になります。
2-1.収納のしかた
年賀状や暑中お見舞いは、住所などを確認するために取っておく方も多いのではないでしょうか。
一年の決まった時期にやり取りをするこういったお手紙は、一年ごとにまとめておくのがおすすめです。
2-2.コツ・ポイント ~保管の時間を楽しくするひと工夫~
輪ゴムやクリップでまとめられるものも、お気に入りの袋に入れてみてはどうでしょうか。
毎年保管する時間も楽しめそうな気がします。
「2020年」など西暦を書くことで、必要な時に迷わず取り出すことも出来ます。
年を重ねるごとに少しずつ溜まっていく様子を眺めるのも、素敵な時間ですね。
3.ずっと、とっておきたい大切な手紙
最後は、思い出や思いの詰まった手紙。
今でも少しずつ増えていくことが嬉しくて、少し時間が経ってから読み返すと、その時に戻れる気がして、いつまでも取っておきたくなってしまいます。
一言しか書いていなくても捨てられない手紙もありませんか。
私は実家から届く仕送りに一緒に入っている手紙は、一言でも捨てられません。
3-1.収納のしかた
いただいたお手紙すべてを、そのまま箱や缶に入れるのも良いですが、両親やお友達、恋人など人ごとに分けて保管してみるのは、どうでしょうか。
その時に、終えた結婚式の招待状やいただいたメッセージカードを入れる箱を、用意しても良いかもしれません。
3-2.コツ・ポイント ~インテリアにもできる収納~
お気に入りの箱や思い出の缶に入れるのも素敵ですが、素敵なデザインの便せんやお手紙は、ウォールポケットに入れて飾ってもお部屋をおしゃれに見せてくれます。
ほっと優しく嬉しい気持ちになれる場所を、ぜひ作ってみてください。
暮らしの中にカタチとして残る手紙の収納
今回は、様々な手紙の収納方法をいくつかお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
デジタル化が進む世の中だからこそ、カタチとして残るものを大事にしていきたい。
嬉しくも少しずつ溜まる手紙をどうしようかと悩んだ時、収納するきっかけになれましたら、嬉しいです。
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