北欧の丁寧な暮らしに学ぶ、ヒュッゲなインテリア
最近よく耳にするようになってきた「ヒュッゲ」。
暗い冬の期間が長い北欧では「ヒュッゲ」という考え方があります。
ヒュッゲはもともとデンマークで使われている言葉で、心の持ち方や時間の過ごし方をあらわします。
日常にありふれている様なちょっとした事に幸せを感じ、穏やかな心の持ち方や、のんびりとした日常を楽しむのに、心地よい過ごし方をヒュッゲと呼びます。
また家族で楽しく過ごす時間も「ヒュッゲ」に含まれるそうです。
近年はデンマークだけでなく、欧米でもその過ごし方が取り上げられ 、流行語になったりしています。
寒い冬の日、日常に疲れて何もやる気が起きない…。
そんな時は、北欧にならって、たまには「こたつでヒュッゲする一日」を過ごしてみるのも良いのではないでしょうか?
今回はそんな時におすすめのこたつとインテリア、その選び方をご紹介します。
1.日本人にぴったりなヒュッゲインテリア
私自身もそんなヒュッゲな過ごし方に憧れて、休日を何もしないでのんびりしようと思ってみたものの、やはり忙しく何かをせずにはいられない。
よく言われることですが、日本人は余暇の使い方が苦手な人が多い。
私もそんな日本人の一人なのかもしれません。
けれど、そんな日本人にも馴染み深いヒュッゲなアイテムがあることをご存知ですか?
それは、こたつです。
冬にこたつへ入ってしまうと、もう何もやる気が起きず一日だらだらしてしまう。
そんな経験はありませんか?
だからたまには割り切って、一日何もしないのんびりとした日を作ってみることで、ヒュッゲな一日にすることができます。
ここからは、何もせず、心地よく一日を過ごすためのこたつやその選び方を紹介します。
2.こたつでヒュッゲするための必要条件! 快適なコタツの選び方
ここからはリラックスするためのこたつ選びで注意する点を紹介します。
こたつで横になろうとした時に腰骨がこたつに当たってしまったり、体勢が変えられなかったりする事はないですか?
こたつの中でごろごろと過ごしたいなら、そんなストレスを感じないコタツを選ぶ必要があります。
ヒュッゲな一日をこたつで過ごすためには、脚の高さを調整できるタイプや高さのあるこたつを選ぶのがおすすめです。
2-1.「ㇵの字脚」で足元広々
一般的にこたつと聞くと、昔ながらの脚が太く四角いこたつをイメージしてしまいがちですが、最近はおしゃれなデザインのこたつがたくさんあります。
その一つとして、脚の形をㇵの字にしたこたつがあります。
先ほど紹介したこたつもそうですが、脚がやや外側へ向いています。
こうすることで、おしゃれなだけでなく足元が広々使え快適になります。
また脚がスリムになっているのも邪魔にならないのでいいですね。
2-2.手元コントローラーで寝たまま温度調整
こたつの快適さと同時に考えたいのが、温度の調節機能。
大きく分けるとこたつのヒーター部分に付いている「調節つまみ」で操作するタイプと「手元コントローラー」という2種類があります。
ヒーター部分にあると、こたつに潜らないといけないため、細かく調節するのは面倒に。
そんな手間を省きたい人には手元コントローラーがおすすめです。
3.フロアソファでもっと快適なこたつライフ
床から座面までの高さは17cm。
これなら枕となるクッションがなくても、そのままこたつへ潜って横になることができますね。
また、ソファ自体も木枠のフレームが中に入っていたり、ポケットコイル構造のクッションとなっていたり、座り心地へのこだわりもしっかりと満たしてくれるソファです。
4. 今日から始められる、ヒュッゲなアイテム
北欧のようなヒュッゲな部屋を作る上で、アクセントとなるインテリアアイテムをご紹介。
どれも簡単にそろえられるものなので、今日からでも取り入れてみてはいかがでしょうか?
・キャンドル
キャンドルを灯せば暖かな雰囲気を作ってくれるだけでなく、その灯の揺らめきが心を癒すというリラックス効果も。
アロマキャンドルであれば、同時に香りも楽しめてよりくつろぐことができるかもしれませんね。
・クッション
北欧らしい柄や北欧らしい色合いのクッションをインテリアに取り入れることで、シンプルな部屋でも温もりやかわいらしさを出すことができるアイテムです。
クッションのカバーを取り換えるだけでも簡単に始められますよ。
クッションカバーなどはそんなに難しくないので、好みの柄の生地を見つけてきて、自分で作ってみるのもいいですね。
きっと愛着が湧いて手放せないアイテムになります。
・植物
お部屋に観葉植物やお花などを飾ると、一気に部屋が優しい雰囲気に変わります。
北欧では冬が長く、暖かい時期が短いので、春が来るとその季節を存分に楽しみます。
広場にいっぱい出る花屋でお花を買って家に飾ったり、庭に咲いた花を切って活けたりなんかもよくあります。
そんな風に、季節を楽しむことはヒュッゲの醍醐味です。
季節に合ったお花を一輪飾るだけでも、それを見るたびに少し心が癒される気がしますよ。
お花や観葉植物だけでなく、冬の寒い季節はドライフラワーや枝ものをおしゃれにレイアウトしてみるのもおすすめです。
・コーヒー
インテリアとは少し違いますが、北欧でのコーヒー消費量は世界一。
日常に根付いたコーヒー文化はヒュッゲにも欠かせない存在となっています。
普段より丁寧にコーヒーを淹れてみたり、ゆったりとした時間の中で楽しむコーヒーは、いつもより少しおいしく感じるはず。
4.こころの整理の時間
今回はこたつをはじめとするヒュッゲを楽しむためのインテリアをいくつかご紹介しましたが、ヒュッゲで一番大切なのはありのままの日常を楽しむこと。
特別なことをしなくても日常を楽しめる、その考え方は普段を忙しく過ごしている私たち日本人には必要な発想かもしれませんね。
「ヒュッゲ」な一日を過ごすことは、普段の生活や過ごし方、さらには心の持ち方など考え直す、良いきっかけにもなります。
ヒュッゲという考え方を生活に取り入れると、今まで気にしていたことや不安に思っていたことも、少し気楽に考えられたり。
身体だけでなく、心の疲れも取ることもできます。
みなさんも簡単に始められるちょっとしたところからヒュッゲを試してみるのはいかかでしょうか?
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