いつものアイスティーをグラスに注いで、生活に丁寧なひとさじ

アイスティー_グラス

私が通っている美容院では、いつも飲み物を出してくれます。
暑い日は冷たい飲み物、肌寒い日はあったかい飲み物。その心遣いもうれしくて、なんだか心地が良いから通ってしまうのですね。

先日行ったときにいただいたのは、グラスに入ったアイスティー。いつものお茶もおいしいのだけど、より広がる良い香りと、すっきりした風味がとくに気に入りました。
普段から紅茶をはじめとするお茶類をよく飲む私。こうして何気なくいただいた紅茶の美味しさに嬉しくなり、何か丁寧な方法で淹れてくださったのかなと気になって、美容師さんに聞いてみました。

 

五感で丁寧に飲んでみる、いつものアイスティー

アイスティー

「このお茶すごくおいしいですね。どちらのですか?」
すると少し困った笑顔で、「一般的な市販の紅茶ですよ。おそらくご存じだと思いますよ」と教えてくれました。

「なんだかいつもよりおいしく感じた気がして……ついお伝えしたくなって」
「それはありがとうございます。いつもペットボトルで飲むものをあえてグラスで飲んでみると、面白い発見があるのかもしれませんね」

1杯の市販の紅茶で思わず声をかけてしまったことによる、ほんの少しの恥ずかしさもあった一方で、私にとっては新鮮で嬉しい気づきでした。
最近は感染防止のためお店でゆっくりお茶することも減り、出先でもペットボトルから直接飲むことが多かったような気がします。だけれどグラスで飲むことで、味や香りがいつもと違うものに感じていることに気が付きました。
グラスも含めて見る紅茶の色、グラスの口から広がる香り、氷が入った涼しそうな様子と、氷が揺れてカランと鳴る音。その様子を見ながらゆっくりと感じ取る風味。紅茶そのものを丁寧に読み取れたような感覚がありました。
美容院を出たあとも一人でほくほくして、家で飲むいつものアイスティーを、ワクワクしながら買って帰ったのでした。

 

無駄な力を抜いて、グラスに注いで楽しむ時間

日々ついつい忙しくしてしまう暮らし。飲み物を飲む時間さえもあっという間に過ぎていくような気がします。
そう考えると、グラスに注がれたアイスティーの美味しさがよくわかったのは、もしかして美容院の鏡前でリラックスしていたタイミングだったのでしょうか。 おいしさを発見した何気ない瞬間だったけれど、なんだか特別な感じがして、不思議で面白かったのです。

さらに体の心地よさと、それに浸っている時間。いろんな感覚で味わうことで、先入観のないありのままの味を発見した感動だったのかもしれません。
普段の生活でも、ときにはふっと力を抜いて、コーヒーや紅茶を丁寧に楽しむ時間を作ってみようと思います。

 

自分に合った心地よい暮らしのスタイル

お茶やコーヒーは、特別な方法で準備しなくても、私に合った心地よさや飲み方で、丁寧に味わうことができることに気が付きました。
そうやってグラスに注ぐ時間もなんだか心地よいし、いつもの飲み物をより丁寧に味わうようになった気がします。だから仕事中に飲むために買ったペットボトルのお茶も、あえて自分のカップに移して飲んだりすることも。
いつもの生活で何気なく飲み物を飲む瞬間も、ほんの少し丁寧な時間になるような気がして、これからも続けてみようかなと思っています。

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