5分の早起き、暮らしが「わたし」をつくっていく丁寧な朝時間
「二十歳までの顔は親からもらった顔、二十歳以降の顔は自分で作る顔」
ファッションデザイナー、ココシャネルが残した言葉のひとつ。
ふと思い出した言葉にはっとし、洗面所にあるメイク道具を見つめました。
けれど、きっとそういうことではなく、自分が積み重ねてきたもの、内面にあるものが素顔に出る。
そんなことを言われているような気がしました。
目線をずらし、鏡に映る全身に目をやると、なんだか背筋が丸まっているような…
もしかしたら、顔も体も同じことなのかもしれない。小さくドキッとしました。
暮らしに取り入れる、朝の習慣ラジオ体操
その言葉を思い出したのをきっかけに、ラジオ体操を朝の習慣として始めました。
ラジオ体操だったのは、朝社内で始業時間30分ほど前に、数人でやっていたラジオ体操に参加させてもらった時、あまりの気持ち良さに虜になってしまったから。
「小学生ぶり。懐かしい!」なんて楽しくやっていたのですが、終わってみてびっくり。
全身に酸素や血が巡って頭がスッキリしていたのです。
ラジオ体操をした後は、ほんのり汗をかいていて呼吸は少し荒いのですが、心はすっと落ち着いていました。
その状態で仕事に入ることはとても心地良く、すっかりラジオ体操の魅力に引き込まれていました。
一日のうち、多くの時間を座って過ごすようになった今、小学生の頃とは違った気持ち良さを感じていました。
朝の5分の早起き。自分にとっての「ベター」な暮らしをつくる
ラジオ体操は5分。
在宅勤務時でも出社時でも、朝5分だけ早起きをして丁寧に体を伸ばします。
暮らしの中に気軽に取り入れられるのもお気に入りです。長く続けられるコツかもしれませんね。
伸ばしていると、「あれ、痛いなぁ」「いつもと違って伸びてないかも」と思うことも。
なんでだろう?と自然と心の声にも耳を傾けるようになり、自分にとっての「ベター」を知ることが増えました。
朝からお腹を空かせてモリモリと食べることも、自分にとってのひとつの「ベター」。
朝起きた時、食欲がないことが多かったのですが、ラジオ体操をした後はいつもお腹が空き、朝ごはんがおいしくなります。
おいしく食べられたら、少しだけ得したような、なんだかより良い気持ちに。
おいしさに自然と口角が上がり、背すじも伸びてしまいます。
お化粧をしたり、お洋服を整えて自分をつくっていく時間は、とてもわくわくして大好きです。
だけど、既成の「美しさ」に自分の価値を置くことに捉われず、自分にとっての「ベター」を知り、つくっていくのも楽しいものなのかもしれません。
生活が暮らしに変わる、朝を少しだけ丁寧に
「二十歳以降の顔は自分で作る顔」
忙しい生活に追われ、体や心の声を聴く余裕がなくなり、自分を置き去りにしてしまう時があります。
そのことに気づいて、焦って大きな目標を立ててしまうこともありました。
だけど、朝少しだけ早起きをして、過ごし方を変えてみるだけでも十分なのかもしれません。
そして、その暮らしの積み重ねがいつかの自分を作っていくのでしょう。
しばらくラジオ体操はやめられそうにないです。
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