子どもの頃のように、季節に素直に反応する時間を大切にしたい

青空

ここ数か月、時間の流れがゆっくりのような、濃いような、そんな感覚がするのです。
どうしてだろう?
考えてみたら、幼いころのように季節を感じる心のゆとりや、自分で感じたこと、考えたことを素直に話し合える環境にあるからかもしれないと思いました。

素直に季節や自然に反応していた幼少期

幼いころは通学路で見つけた花や虫、水たまりなんかにもみんなで反応していたように思います。
新しいものを誰よりも早く見つけた子がヒーローのような、そんな盛り上がりもあったっけ。
でも、年齢を重ねるうちにそんなものよりもクラスメイトの噂話とか、テレビや芸能人の話、部活動や恋愛の話なんかの方が盛り上がるようになっていったように思います。

「見て、空がきれいだよ!」
「あの雲怪獣みたいな形だね」
「葉っぱが赤くなってきてる!」

いつの間にかこういった発言も共感もどんどん減り、成人するころにはもう誰も道端に咲いた花や空の色なんかには興味はないようでした。
自分自身もなんだか言葉にするのは憚られる気がして、心の中にとどめておくようになっていました。

それが最近はチームの人たちとこういった会話をよくします。
「最近すごく季節を感じるんだよね」
「昨日の夜散歩していたら秋の虫の鳴き声が聞こえたよ」
そんな話を聞くと、私も鳴き声が聞きたくて散歩に出かけたり、実際に虫の音を聞いて季節を感じられたことを嬉しく思ったりしました。
秋になれば虫は鳴くというわかりきった事象を、改めて自分で探しに行くことで“今”という時間を生きているんだなぁという感覚が強くなる気がします。
こういう話ができるのは、自分自身で感じたことを素直に受け止めることができて、尚且つ相手にそのままを伝えることが互いにできるからでしょうか。
そんなのどうでもいいよと無下にせず、受け取ってくれるのも嬉しい理由の一つかもしれません。

時間が濃く感じるかどうかは“今”を生きている実感の大きさかもしれない

秋の公園

思い起こせば、大学時代からの仲のいい友達とは自然とこのような会話をしていたなと思い出しました。
恥ずかしげもなく季節を満喫していたような気もします。
ひらひら舞う桜の花びらを捕まえようとしたり、緑の大地に寝転がってみたり、もくもくと星の砂を探して集めたり、きれいな黄色の落ち葉を拾ったり…
“今”というこの瞬間を思いっきり楽しめる時間。
幾つになっても目の前のわくわくに素直に反応し合える関係がとても心地よいのです。
だからか、一緒にいると楽しくていつも時間はあっという間なのですが、振り返ると一緒にいた時間はいつも濃く記憶に残っています。
彼女と一緒だと、特別遠出しなくとも季節の中や身の回りにはわくわくできる現象はいくらでもあるのだということを思い出させてくれます。

見ようと思って見るだけで、いつもと違って見える世界

シャボン玉

ひとりだと、なんとなく忙しい毎日に追われてあまり意識せずに歩いていましたが、最近チームの人たちとそんな話をするせいか改めてよく周りを見たり聞いたりして歩くようになりました。
自分から見よう、聞こうとするといつもの同じ帰り道でも毎日新しい発見があるので、駅から家までのたった数分の道のりも楽しんで歩けるような気がします。
お気に入りのタルト屋さんのフルーツが桃からブドウや栗に変わっていたり、カフェのテラス席に座っている人が前より増えていたり、横断歩道の横の花壇に美しく咲いていた花がすっかり枯れかけてしまっていたり。
そんな小さな変化でも、時間も季節も流れていてその中で自分も生きているんだなぁと実感します。
何となく目に入っている景色と、自分から見ようと思ってみる景色は似ていて非なるものなのかもしれませんね。

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