暮らしに馴染む趣味 作る楽しむ料理「ポテトサラダ」
料理をするのが、なんとなく面倒だなあと感じることはありませんか?
私がそう思って、これまであまり自分で作る事をしなかったのはポテトサラダ。大好きなメニューだったけれど、いつも冷凍食品や市販のお惣菜で済ませていました。
そんなある日、オフィス内のカフェスペースでの何気ない会話をきっかけに、ポテトサラダづくりの楽しさを発見しました。
私にとっての「作る趣味」ってなんだろう?
ある日のランチタイム、カフェスペースに座っていた数人で休日の過ごし方を話していました。その会話の中にいた新卒の男の子は、最近、粘土工作に挑戦しているとのこと。無心に、そして気が向いたら少しずつ手を加えていく、その過程を含めて楽しんでいるのだとか。
面白い趣味だなあと興味深く聞きながら、ふと、自分にとっての粘土工作みたいな存在ってなんだろう?とも考えました。何かを作るのは好きだけれど、まだ挑戦していないものがありそう。そこで思いついたのが、ポテトサラダだったんです。
粘土とは違うけれど、図工や美術の授業で作ったみたいに、ポテトサラダも「楽しく作る」ことはできないかな?そう思ったら無性に挑戦したくなって、その日の帰り道は自然と近くのスーパーマーケットに足が向いていました。
丁寧こだわらずとも。私らしくポテトサラダと向き合う時間
その日、ふと目に留まった新じゃがは小ぶりでコロンとしたカタチ。薄い皮がぺりっと剥がれ、みずみずしさも感じます。その様子がなんだか愛おしくなって、このジャガイモを使って作ることにしました。
家に帰り、さっそく調理。特別なレシピは確認せず、思うがまま始めました。
新じゃがは皮が付いたまま一口大に切って、耐熱皿に並べてレンジでチン。マッシャーがないので、フォークでざっくりとつぶし、ベーコン、ニンジン、塩もみのキャベツと混ぜ合わせます。マヨネーズと塩少々、粒マスタードとブラックペッパーは多めに入れて大人向けの風味に挑戦。具材も味付けも、自分好みのスタイルで仕上げる満足感がありました。
切って、つぶして、混ぜて、アレンジを加える……そこでふと、これまで億劫だったポテトサラダづくりに、夢中になっていた自分に気が付きました。
料理だからと難しく気構えずに、気楽に始めてみると、想像していたよりもずっと楽しく料理が出来そう。そして最後まで美味しく食べられて、なんだかずっとハッピーな気分かも…
それを期に、ポテトサラダは我が家の定番メニューになりました。具材を変えたり、味付けを変えたり、好みに合わせてなんでもアレンジできるから、たくさん作って日ごとに味を変えていく楽しみ方も見つけました。
そんな風にとらえると、この1品でたくさんの満足感が味わえます。こんなに面白い料理だったのに、なぜこれまで自分で作らなかったんだろう。
自分らしく作る料理は、暮らしに馴染む趣味かもしれない
これまで面倒くさそうだなと思って、なんとなく気構えていたポテトサラダづくり。だけれど見方を少し変えてみると、意外な発見がありました。料理は「食べるため」ではあるけれど、どうせ作るならば「楽しく作って、楽しく食べる」、そんな風に向き合ってみるのもいいかもしれません。
今は「インカのめざめ」というジャガイモが気になっています。これを使ってポテトサラダを作るのが次の挑戦テーマ。いつもより少し良い材料を揃えて、丁寧に作ってみるのも、また違った良さがありそうです。
私のポテトサラダ研究は、これからも続きます。
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