胸いっぱいに太陽を。姿勢と身体に向き合う習慣

散歩道で見つけたきれいな落ち葉

少し肌寒くなってきて、毛布にくるまり少しずつ眠気から目覚めた朝。ベッドから起き上がり、いつもどおりの一日を始めようと伸びをしたその時、大きな落とし穴が待っていました。

ズキッ

首筋から肩甲骨の辺りに痛みが…。徐々に筋肉が縮こまり数分で首を回せないほどに。
「またやってしまった…」
痛みに冷や汗をかきながら一年前のことを思い出します。自力でどうにかするのは無理だと判断して整骨院に行くことにしました。

整骨院で知った、身体のこと

幸い整骨院は空いていて、すぐに施術をしてもらえることに。
こんな風になってしまったのは、今回で二回目。一年前に痛めたのをきっかけにそれなりにストレッチやトレーニングをやっていたつもりでした。

それなのに、身体のどこを押されても笑ってしまうほど痛い。整骨院のベッドで寝ている自分が情けなく思えてくるのでした。

けれどそんな私に先生が言うには、寒くなる季節の変わり目に身体を痛める人は多いそう。この整骨院にもここ数日で結構な人数が訪れたんだとか。

他にも身体について丁寧な説明をしてくれました。
筋肉の名称とか詳しいことはそれどころじゃなくて覚えられなかったけど、一通り聞いて思ったのは、とにかく人体ってすごく緻密に出来ているということ。
むかし授業で「頭の重さは約5キロ」というのを聞いてずっと覚えていたけれど、改めて考えてみるとすごい。すごく繊細なバランス技を当たり前のようにやっているのだと、人体にちょっとした感動を覚えました。

「少しずつ無理を重ねてきてしまった身体。そろそろきちんとしないといけない頃なのかも。」

そう思って患部の治療をしながら、根本的な骨格の歪みなどを直すため、時間をかけて丁寧に身体に向き合うことにしました。

少しだけ暮らしの中で、姿勢を意識してみた

見上げてみつけたきれいな秋

心がけるようになったのは、良い姿勢と定期的なこまめなストレッチを暮らしに取り入れること。
気が付くとつい猫背になっていたり、逆に意識し過ぎて反り腰になってしまったり、なかなか日常生活で常に正しい姿勢というのは難しい。集中すると無意識に肩がこわばったままつい何時間も経っていて、すぐに改善というわけにはいかないようです。

まだまだ先は長いですが、この生活を初めてさっそく嬉しいことがありました。

その日は秋晴れの空で、暖かい日差しや空気が気持ちの良い天気でした。近所を散歩していて、ふと巻き肩を直そうと肩甲骨を寄せて胸を開いた時のこと。

血がめぐる感覚。
太陽の光。

ただ姿勢を直しただけなのになんだかいつもの景色が変わったみたい。真正面から胸いっぱいに自然の力を浴びて、とても良い心地がしたのです。

姿勢に気を付けると自然と目線も変わったのでしょう。
ふと見上げたご近所さんの庭先の木が少しだけ色づいていて、緑・黄・赤の贅沢な調和に心が癒されたのでした。

丁寧に自分の身体に向き合うこと

整骨院へ駆け込んだあの日は痛みで大変だったけれど、あれでよかった。身体からのSOSだったのだと今は思います。
痛みや疲れって他人と比べることができないから、限界がどこなのか知るのが難しい。私の身体はきっとずっと前から疲れが溜まっていたのだろうと思います。

あと何十年とお付き合いしていくであろう私の身体。ならばもっと大切にしてあげないといけないなと思いました。

これからは暮らしの中で身体に向き合う頻度を増やしたいと思います。
例えば…
身体のどこが疲れやすいのか、どんな姿勢が多いのか、生活の中のクセを見つけたり。
運動をする時はがむしゃらにやるのではなく、身体の調子に合わせてやっていこうとか。

ほかの人に治療をしてもらうことはできるけれど、なによりもまず私自身が身体の相談相手になって丁寧に話を聞く、そんな風にやっていきたいです。

あの秋晴れの日のできごとのように。
丁寧に身体に向き合っていけば、きっと見える世界やいつもの生活も少しずつ変わっていくのかもしれません。

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