正しい煮沸消毒は、菌の種類で煮沸時間・素材で方法が変わる

【目次】
煮沸の特徴や消毒時間は?
 煮沸消毒とは?理由やメリット
 煮沸時間や消毒方法は菌の種類で変わる?
 素材や耐熱温度を確認
 煮沸する前に洗う
素材・アイテム別の煮沸消毒方法
 ジャム・ガラス瓶
 布巾やタオル
 プラスチック容器
 まな板や包丁
 水筒
煮沸以外の消毒方法
 塩素系漂白剤
 アルコールスプレー
 電子レンジ
煮沸消毒で清潔で安心安全な暮らしを。

煮沸消毒をしている

布巾やタオル、ジャム・ガラス瓶やプラスチック容器、まな板や包丁や水筒、これらって全て日常の中で使われている生活用品ですが、ふとした時にもっと衛生的に使いたくて消毒したり、綺麗に洗いたい、と思うことってありませんか?そんな時に一番おすすめな方法が煮沸による消毒や煮洗いなんです。

今回はそんな煮沸消毒の特徴や注意点から、菌の種類で変わる煮沸時間、素材別の煮沸消毒方法、煮沸以外の消毒方法をお届けしますのでぜひご覧ください。

煮沸の特徴や消毒時間は?

煮沸消毒をして火をつけた

こちらでは煮沸消毒をするにあたって知っておきたい特徴やポイント、煮沸消毒の時間について詳しく紹介するので、実際にやる前に目を通してみてください。

煮沸消毒とは?理由やメリット

そもそも煮沸消毒とは何なのでしょうか?それはどんな家庭でも簡単に行える消毒方法です。
雑菌の多くは熱に弱いため一定時間沸騰したお湯に物を入れて煮ることによって殺菌することができます。

厚生労働省や東京都食品衛生協会、東京都福祉保健局など公的機関でも推奨されている最も効果的な消毒方法の1つで、長期保存するためのジャム・ガラス瓶や免疫力の弱い赤ちゃんの哺乳瓶など様々な場面で利用されています。

特徴としてはアルコール消毒以上の効果がありながら、漂白剤よりも短時間かつ薬剤を使わずに臭いもつかないというのが他の方法と比較してのメリットです。

煮沸時間や消毒方法は菌の種類で変わる?

ではそんな煮沸消毒をする上で気になるのが「どのぐらいの時間煮沸すればいいの?」ということですが、それは菌やウイルスの種類で変わります。

具体的にはノロウイルスやO-157といった食中毒を引き起こす菌は100℃の沸騰したお湯に1分間煮沸することで殺菌することができますが、新型コロナウイルスの場合は80℃以上で10間と言われているため少なくとも沸騰した熱湯に10分間は煮沸するのが効果的な方法です。

また補足としてはアルコールスプレーによる消毒、殺菌方法もありますが、そちらはノロウイルスやロタウイルスのウイルスには効かないため、一概に菌やウイルスといっても消毒方法や煮沸時間により効果に差があるため気を付けましょう。

素材や耐熱温度を確認

素材によっては熱に弱く煮沸消毒できない場合もあるので、事前に確認しましょう。水筒の本体は構造上、煮沸消毒することができず、プラスチック容器も耐熱温度によっては溶けて変形してしまうため煮沸できません。

またアルミ製の鍋に重曹や酸素系漂白剤や重曹を使うとアルミが変色して黒ずんだり、包丁にハイターなどを使ってしまうと変色してしまうことがあったりなど、素材によって特徴があるためしっかりと確認しましょう。

煮沸する前に洗う

煮沸をする前に煮沸する物を洗ったり、手洗いをすることも重要です。煮沸してもタンパク質などの汚れが残っていると雑菌のエサの元となり繫殖したり、手洗いをしておかないと雑菌が手を介して移ってしまいます。またトングや菜箸など煮沸をするうえで使うものも事前に消毒しておくことで、カビの発生や雑菌の繫殖を抑えて、より衛生的にすることができます。

素材・アイテム別の煮沸消毒方法

じゃあ実際にどんな素材?どんな手順?どんなことに気をつけて煮沸消毒すればいいの?という疑問があるかと思いますので、素材やアイテム別の煮沸消毒方法を紹介します。
あなたの目的にあった手順や注意点をまとめてみましたので、ぜひご覧ください。

ジャム・ガラス瓶

まずはジャムや保存瓶など長期保存に使うガラス瓶の煮沸消毒方法です。

基本的には10分以上の加熱を瓶とフタの両方でやるのですが、沸騰した熱湯から瓶を引き上げるさいのトングを事前に消毒しておいたり、煮沸消毒し終わった瓶を置くさいに瓶の口を下に向けて置くなど注意したい点がいくつかあります。

その中でも長期保存する場合は特に脱気という方法がかなり重要になります。そちらも合わせて紹介していますので、ぜひ下記の記事で詳細をご覧ください。

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布巾やタオル

布巾やタオルを煮沸消毒も基本的なところは同様です。しかし一工夫加えることによって、煮沸消毒すると同時に黄ばみや黒ずみといった汚れを落とす煮洗いもすることで、隅々まで真っ白にすることが出来ます。

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プラスチック容器

プラスチック容器で最も気を付けたいのが、熱湯に入れても溶けて変形しない耐熱性があるのか?煮沸消毒することで有害成分が溶けださないか?ということです。
そこは商品の記載や素材を確認することで分かりますので、特に気を付けて確認してください。

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まな板や包丁

まな板や包丁はお肉や生魚など特に食材の汚れがつきやすい物なため、煮沸消毒する前にしっかりと洗ったり、臭いやシミを取る方法や吸い込ませないための使う前の一工夫や予防方法が重要になってきます。
煮沸消毒の方法や手順だけでなく、そちらも紹介しているためぜひご覧ください。

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水筒

水筒はこの中では唯一煮沸消毒できないものです。思わず雑菌を殺菌するために煮沸消毒したくなりますが、本体の構造上熱によって変形する可能性があるため熱湯に入れることが出来ません。
その代わりに洗い方を工夫することで綺麗に洗うことができるためぜひ見てみてください。

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煮沸以外の消毒方法

これまで煮沸消毒の注意点や煮沸時間、方法を紹介してきましたが、こちらでは煮沸以外の消毒方法について紹介します。

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤による消毒は煮沸による消毒と同様に厚生労働省や東京都食品衛生協会など公的な機関で推奨されている最も効果的な消毒方法の1つとなっています。

飲食店などで働いたことがある方はタオルや布巾などを漂白したことがあるかと思います。
しかし漂白後にしっかりとすすぐのが大変だったり、人によっては放りっぱなしで楽かもしれませんが浸けおきに時間がかかるという点があります。また薬剤を使うため臭いがキツイためその点ではやりづらい方法かもしれません。

アルコールスプレー

アルコールスプレーによる消毒は最も手軽で簡単にできる消毒方法の1つです。
しかしノロウイルスやロタウイルスといったノンエンベロープウイルスはアルコールによる消毒が効かないため発生しやすい冬場や乳幼児が使う物を消毒するさいには辞めておくのが無難でしょう。

電子レンジ

電子レンジによっては消毒する方法も手軽で簡単にできる方法の1つですが、耐熱性のないプラスチック容器は熱で変形してしまったり、金属製の包丁や水筒はスパークして電子レンジ本体が壊れたり火事の原因となる可能性があるため、やる場合は布巾やタオルと素材をしっかりと確認して使いましょう。

煮沸消毒で清潔で安心安全な暮らしを。

煮沸消毒が終わった

煮沸消毒によるメリットや特徴、菌の種類で変わる煮沸時間や消毒方法から、それ以外の消毒方法まで様々なものを紹介しましたが、最終的にしたいことは食中毒やカビを発生させずに衛生的で清潔な安心安全な生活や暮らしを守りたいということに尽きるかと思います。

そのためにも煮沸消毒という1つの手段だけではなく、手洗いを意識したり、他の方法などを上手く活用することで、あなた自身と家族の安心安全な暮らしを守りましょう。

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